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「メールニュース」 バックナンバー

第124号(2012年5月9発行)

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        容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
          第 124 号   2012 年5 月 9 
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  私が、4月から暮らすことになった静岡県浜松市では、「レジ袋
削減に向けた取り組みに関する協定」によって、2008年10月
から市内での無料レジ袋配布の中止を実施しています。また、20
10年4月からは、レジ袋をごみ袋にすることや「生ごみなどを一度
レジ袋でしばってから、ごみ袋に入れる“内袋”としての使用も禁止
されています。そのため、昨年10月のマイバッグ持参率は88.0%
と、来年度までに90%という目標まであと一歩にきています。
一方、大規模合併で広大な山間部を市域にもつことになった浜松市。
山あいで、車が使えずごみを集積所に持っていくことのできない高齢
者のお宅では、ごみの野焼きが行われているとか。これからの自治
体では、先進的な取り組みと共に、少子高齢化を考慮した廃棄物対
策も求められるようです。

(事務局 廣瀬稔也)

------ 目 次 --- C o n t e n t s --------------------------------
巻頭言
1、シンポジウム『びんリユースの未来を考える』
2、容器包装の3R推進に関する小委員会(第12回)報告
3、地球環境基金の助成が内定しました!
4、エコスファクトリー見学報告 
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■ <1>シンポジウム『びんリユースの未来を考える』

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  今回の国の第4次環境基本計画(案)には、「リユースに係るビジ
ネスの市場につながるような環境を整備する。」ことや、「リユースの
取組を行っている事業者が社会的に評価される仕組みづくり等を進
める。」ことが盛り込まれました。
リユースびんにどのような未来があるのか、皆さんもぜひ、じっくりと
考えてみませんか?

■日 時: 2012年6月8日(金)13:30〜16:40
■会 場: パルシステム連合会 2F 第1 会議室
           (新宿区大久保2丁目2−6ラクアス東新宿2F)
 講 師: 安井至さん(独立行政法人製品評価技術基盤機構理事長
          ・東京大学名誉教授)
 演 題 「びんリユースと未来社会」
■参加費 無料
■共 催: 容器包装の3R を進める全国ネットワーク&びん再使用ネットワーク
 詳しくはコチラから。
 http://www.citizens-i.org/gomi0/meeting/20120508.html

(事務局 山本義美) 

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■ <2>容器包装の3R推進に関する小委員会(第12回)報告

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はじめに容器包装の3Rについて国の最近の取組状況の説明が
事務局からあり、法律制定 時に家庭ごみの容積比6割を占めてい
た容器包装が、平成22年度の調査で50.1%に減少 一般廃棄物全
体の排出量もピークだった平成12年度5,483万トンだったものが、
平成21年度4,600万トンに、1人1日当りのごみ量も平成2年度
1,115グラムが平成21年度994グラム  と1キロを割って減少が進
んでいることなどが報告されました。その後、容器包装の素材に係
るリサイクル8団体の取組状況について3R推進団体連絡会から
説明ががありました。
 次に質疑になり、羽賀は、店頭回収拡大について、他質問しました。

(副運営委員長 羽賀育子)

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■ <3>地球環境基金の助成が内定しました!

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「容器包装のよりよい3Rのしくみをつくるための政策立案と提言」と
題して、循環型社会形成・調査研究部門に申請しました。
 主な内容は、次の容リ法改正において、生産者責任の強化および
2R(リデュース、リユース)を推進するしくみを構築するために、広く市
民が議論する場を開き、新しい容器包装の3R政策を立案し、市民に
よる政策形成・立法化のモデルとしようというものです。そのために
全国各地で公開学習会、研究会を開催します。
また、先進的な諸外国の制度調査や消費者の意識と行動調査を行
ないます。
この過程で地域の3R推進役となる人材育成をめざして活動してい
きます。
 今後、各地の市民活動団体の皆さんを中心に、自治体、地域の学識
者、地域事業者の方たちとともに、作成中の市民案をたたき台にした
地域政策研究会の開催を呼びかけていきます。ぜひご一緒に取り組
んでいきましょう!

(事務局 中井八千代)

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■ <3>エコスファクトリー見学報告

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 2012年4月27日、3R全国ネットの7名で埼玉県本庄市にある
株式会社エコスファクトリーを見学しました。同社では、容リ法にした
がい分別収集されたプラスチック製容器包装を、1日当たり約90トン
リサイクルしてペレットを製造しています。
 施設には光学式自動選別機が3台あり、主にPEとPPの選別が
行なわれていました。5月にさらに1台導入し、PSの選別も徹底する
そうです。現在は容器包装の約5割をペレット化し、残りは残さとし
てRPF化されています。 
 質疑応答では、現在のマテリアルリサイクルの優先枠は必要だと
いうお話や、現行の容リ協会における単年度入札を改めて複数年
で受託できれば市町村と協同してより高度なリサイクルができるとの
意見を伺いました。
なお、同社は今年4月から1年間、容リ協会の委託事業として、
再商品化の実証実験を開始しています。
再商品化事業者は、リサイクルの輪を完結させる重要な役割を担
っています。その取り組みや実態を知り、他のステイクホルダーとの
対話や連携をより進めることが大切だと感じました。
詳しくはコチラから。
<http://www.citizens-i.org/gomi0/proposal/20120508.html>
http://www.citizens-i.org/gomi0/proposal/20120508.html

(運営委員 佐藤穂貴)

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事務局からのお知らせ
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● 会議開催日程
◎ 運営委員会
◇ 2012 年5 月 22 日(火) 18 : 30 〜 20 : 30
◇ 場所:市民運動全国センターです。
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。
ご不要の方はご連絡ください。


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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局 
E-mail 
: reuse@citizens-i.org 
URL 
: http://www.citizens-i.org/gomi0/ 
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F 
 市民 運動全国センター内 
TEL/03-3234-3844 
   FAX/03-3263-9463 
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