「メールニュース」 バックナンバー
■ 第154号（2014年11月5発行）
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容器包装の３Ｒを進める全国ネットワークニュース
第 154 号 2014年11月5日
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リサイクルに金がかかるのは常識である。容リ法に限らない。「その他プラ」の
分別収集に取り組む市町村は全国の半分にも満たない。現に実施している市町村で
すら、その費用負担の重さから熱回収に転換したいと考えている市町村は少なくな
い。
容リ法システムが雪崩を起こして崩壊しかねない危険が見え隠れしている。その
兆候はある。日本列島を襲うと予測されている巨大地震の兆候より確かのように筆
者には見える。
容リ法見直しの議論、それは役割分担の見直しを費用付け替えの問題として捉え
るのではなく、まずその費用を如何に縮小するか、そのためには費用分担の方法を
含めてシステムをどう構築し直すかを真剣に考えることだ。今のように市町村がこ
れまでのごみ処理と同じ次元でリサイクルの回収を行うようなシステムでは、その
費用も縮減されることは難しい。費用負担を分担割合の問題としてではなく、どの
ように費用を算出しその負担方法を考えるかの時期にきている。そのための真剣な
議論が是非欲しい。我が３R全国ネットが今まとめつつある分別収集・選別費用の
基準単価は、その議論の一石になることを期待したい。
（事務局 庄司 元）
------ 目 次 --- C o n t e n t s --------------------------
巻頭言
1. 容リ法改正学習会と活動報告会開催!
2、千葉大学マイボトル販売イベント
3、東京多摩から活動報告ーーごみ・環境ビジョン21より
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■ <1>容リ法改正学習会と活動報告会開催
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「 プラスチックのリサイクルはどうあるべきか?!」
いま、プラスチックのリサイクルには、多額の費用が使われています。予算の問題
からリサイクルできない市町村もたくさんあり、改善のためのさまざまな意見が出さ
れています。
・ マテリアルリサイクルを止めて、全部、ケミカルリサイクルにすればよいという意見、
・ リサイクルの費用は、全部、事業者が負担すべきであるという意見、
・ いまの制度を見直して合理化すれば、費用は大幅に減らせるという意見、
・ プラスチックはリサイクルしないで、燃やして発電すればよいという意見、
・ 費用の安い固形燃料（RPF）にすればよいという意見、
などなど。化石資源の乏しい中で、私たちはどうしたらよいのでしょうか？
みんなでじっくり考えましょう！
【日 時】2014年12月6日(土)13:00～17:00
【会 場】平河町KDビル3階（千代田区平河町2-16-9）永田町駅4番出口歩2分
【第1部】 学習会
・講師 倉阪秀史（千葉大学教授）
本田大作（㈱レノバ取締役）、
山川肇（京都府立大学准教授）、
ごみ発電事業者（依頼中）
・ゲスト 関連省庁（依頼中）
【第2部】 報告会
・基準費用調査報告
・千葉大学マイボトルモデル事業報告
【主 催】 容器包装の３Ｒを進める全国ネットワーク
【資料代】 500円
地図等詳しくは下記よりご覧ください。
URL: http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/141206.pdf
（副運営委員長 中井八千代）
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■ <2>千葉大学マイボトル販売イベント
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3R全国ネットとの共催実施しています「千葉大学マイボトル販売イベント」の
報告が届きましたので、ご紹介します。
■800個完売！大盛況のマイボトルオープニングイベント
マイボトルを利用した「使い捨て飲料容器削減のための実証実験」のオープニ
ングイベントを10月9日(木)・10日(金)の2日間、千葉大学西千葉キャンパスにて
行いました。販売開始前から50人を超す行列ができ、初日は1時間で600個、2日
目はたった30分で200個を売り切りました。購入者からは「これを機に環境を気
にすることもできるし、ペットボトルを買う機会も減ると思うのでいいなと思い
ました。」といった声も聞かれました。
■今後は政策提言のための購入者アンケートを実施します
千葉大学生協にて、マイボトル専用自販機を設置し、ココア、紅茶、コンソメ
スープを一律50円(180ml/杯)にて販売します。販売初日は142杯の売り上げがあり、
500mlペットボトル約51本分の削減となりました。
今後、11月中旬、12月中旬(モデル事業終了後)にアンケート調査を行い、マイボ
トル購入者の行動を追跡調査します。また、千葉大学の大学祭(10月30日(木)~11
月2日(日))において啓発活動も行います。
写真の入った報告は
http://www.citizens-i.org/gomi0/proposal/20141029.html
（千葉大学 環境ＩＳＯ学生委員会 植草太郎）
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■ <3>東京多摩から活動報告ーーごみ・環境ビジョン21より
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「東京・多摩 ３Ｒ政策地域研究会では、ＮＰＯ法人ごみ・環境ビジョン21が
事務局となり、多摩地域の市民団体に呼びかけて容リ法の学習会などを行ってき
ました。（容リ法改正意見書は30自治体中20自治体が採択）
また、2011年3月11日の東日本大震災と、福島第一原発事故をきっかけとして、
「自販機へらそう！キャンペーン」の活動にも取り組みましたが、中でも、武
蔵野市では、長年、容器包装の削減に取組んできた市民たちが中心となり、新
たに「マイボトル・マイカップキャンペーン武蔵野 市民の会」を発足させ、
その粘り強い活動を背景として、武蔵野開発公社が、環境省の進める「マイボ
トル・マイカップキャンペーン」に参加、2012年には、コピス吉祥寺の3階に、
給水スポットを設置するという前進がありました。
さらに2013年には、市内全域にマイボトル・マイカップを普及させていく第
一歩にしたいと、キックオフイベントを開催し、亜細亜大学に給水スポットが
できました。
そして今年は、成蹊大学にも設置され、武蔵野のおいしい地下水が、大学生や
市民に提供されています。
ＮＰＯ法人 ごみ・環境ビジョン21 http://www2u.biglobe.ne.jp/~GOMIKAN/
（江川美穂子）
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事務局からのお知らせ
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● 会議開催日程
◎ 運営委員会
◇ 2014 年 10 月 31 日（金） 18：30 ～ 20：30
◇ 場所：市民運動全国センターです。
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。
ご不要の方はご連絡ください。
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容器包装の３Ｒを進める全国ネットワーク事務局
E-mail ： reuse@citizens-i.org
URL ： http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町９－７ 一番町村上ビル６Ｆ
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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