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「メールニュース」 バックナンバー

第133号(2013年1月31発行)

  

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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第 133 号   2013 年 1 月 31 日

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お隣の国、中国の環境NGOにとって、ごみの分別が大きなテーマになっています。
北京にある特別な小学校では、学校ごみ分別指導員をおいて、クラス毎の分別状況
をチェック。分別ができているクラスを毎週表彰したり、校内テレビ放送でごみ分 別に
ついて啓発を行っています。また、ごみ分別で問題あればすぐに解決に乗り出す委員
会もあります。ところが、この小学校の児童がごみ処理場を見学して、搬入された自
分たちのごみが再度、分別検査されていることに驚き、学校へ戻ってから、リサイクル
できるもの、できないものと生ごみの3種類の分別ではダメだと、さらなる分別を始め
たそうです。日本のように細かい分別ではありませんが、お隣でもごみを減らそうとい
う努力が少しずつ広がっているようです。
(事務局 廣瀬稔也)

------ 目 次 --- C o n t e n t s --------------------------------
巻頭言
1、 3月12日、国際フォーラムのフォローアップセミナーご案内
2、地域研究会の活動
3 、一升びんアンケート結果から見えてきたこと
4、2月16日「3・11から2年 福島と多摩をつないで」
5、2月19日 3R政策シンポジウム「より少ない資源で より豊かなくらしを」

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■ <1>3月12日、国際フォーラムのフォローアップセミナーご案内

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EU のEPR 制度から見えた、日本型EPR 制度のあり方を徹底討論!

昨年12 月6 日に開催した国際フォーラムでは、EU のさまざまなEPR につい
て学びましたが、論点整理の時間が限られてしまい、十分な説明をお聞きす
ることが出来ませんでした。そこで、改めて、コーディネーターを務められた、
山川肇先生から詳しく論点整理をしていただくとともに、パネリストとして登壇
された新宿区環境清掃部長の伊藤氏を迎えて、当日取り上げられなかった
会場質問にも触れていただきながら、日本型のEPR のあり方について、お話
しいただきます。
12・6 国際フォーラムに参加された方はもちろん、残念ながら参加されな
かったという方も、この機会にぜひご参加ください。

【講師】 山川肇氏(京都府立大学准教授)、伊藤憲夫氏(新宿区環境清掃部長)
【日時】 3 月12 日(火)14:00〜16:30 (受付13:30)
【場所】 飯田橋セントラルプラザ 16F(Aルーム)
【主催】 容器包装の3Rを進める全国ネットワーク
【資料代】 500 円

申込みは、件名は「学習会申込」として、「氏名」「所属」「連絡先」「 月 日参加」と
明記の上、事務局までお申し込み下さい。→E-mail:reuse@citizens-i.org

●案内チラシ、FAX申込書は、以下よりダウンロードしてください。
http://www.citizens-i.org/gomi0/meeting/img/20130312seminar.pdf

(事務局 山本義美)

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■ <2> 3R政策地域研究会の活動

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○新年度の活動がスタートします

容器包装リサイクル法改正に向けて、審議会などの国の機関での議論だけで
なく広く国民に議論を開くことが必要との思いから、全国に呼びかけ、10箇所で
立ち上がった3R政策地域研究会で、改正のあり方についての議論を行なって
きました。この一年の活動を踏まえて、深められた地域政策の提案が、3R全国
ネット事務局にぞくぞくと届き始めています。
昨年12月に開催した国際シンポジウムでの成果とともに、地域からの提言も受
けて、しくみづくりPTで検討を重ね、容器包装リサイクル法改正市民案をさら
に進化させていく所存です。1月31日にしくみづくりPTを再開しまが、新たなメン
バーの参加も歓迎します。(3R全国ネット事務所にて、18:30から)

○ H25年度の地球環境基金助成事業に申請
この市民案づくりの一連の取り組みは、 地球環境基金の助成を受けてのもので
すが、このたび新たな年度の助成申請に応募しました。
 目的は引き続き、「 新たな日本型の容器包装の3Rを実現する政策を立案する」
ことにありますが、今年度は、市民(消費者)の容器包装リサイクル制度に関する
専門的な意識調査を実施することを主眼としています。
今年度も、ともに活動していきましょう。

(事務局 中井八千代)

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■ <3> 一升びんアンケート結果から見えてきたこと

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昔ながらの一升びんは、ごみを減らし3Rのライフスタイルを構築するためにも、
とても優れた容器ですが、ダンボール出荷が増加することで、一升びんは回
収できても、 P函が不足しているため、リユースできない状況が出ています。
ダンボール出荷の現状とメーカーのご意見を伺うため、現在、一升びんの商品
を 製造しているメーカー136社にアンケートをお願いしましたが、49社から回答
をいただきました(回答率36%)。ご協力に感謝いたします。
回答いただいた49社のデータから、見えてきたことをご報告します。
(1)49社の年間出荷本数合計は2672万本、内リユースびん使用が1700万本
(64%)、新びん使用が962万本(36%)でした。
(2)P函出荷は68%(1817万本分)、ダンボール出荷が31%(838万本分)で、P
函出荷が7割りの現状では、P函不足から一升びんの回収率が、今後伸びない、
又は低下する要因になっている現状が見えてきました。(現在の一升瓶のリユー
ス率83%です)
(3)100%P函出荷の社は1社のみで、反対に100%ダンボール出荷が13社(27
%)でした。
(4)ダンボール出荷の理由で最も多いのが、「納品先がダンボール出荷を要望
する」(21社)でした。次に「ダンボール出荷の方が安い」(7社)、「P函はホコリや
ラベルのこすれの問題がある」(7社)でした。
(5)18条認定の方向性についての意見では、「18条認定を維持するために各社
ともP函出荷やリユースびんの利用に協力する必要がある」と答えたのが38社(78
%)で、「18条認定を止めて各社ごとの申請にした方がよい」が5社(10%)で、多
数のメーカーが18条認定の存続を希望していることが分かりました。

多数のメーカーが18条認定の存続を望んでいますので、今後とも是非、各社とも
P函出荷、リユースびんの利用に務めていただくよう期待するともに、消費者も一升
びんの利用を進めることが必要です。アンケートの回答には「ちょっとしたラベルの
擦れでもクレームを付ける消費者がいるので、ぜひ消費者のリユースへの理解を高
めて欲しい」という切実な回答も寄せられています。

(事務局次長 中村秀次)

一升びんアンケートについて、詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.citizens-i.org/gomi0/proposal/20121121.html


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■ <4> 2月16日「3・11から2年 福島と多摩をつないで」 開催

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参加団体のNPO法人ごみ・環境ビジョン21主催のイベントのご案内です。

◆日時:2013年2月16日(土) 2時〜4時半
◆会場:武蔵野芸能劇場(JR中央線三鷹駅北口徒歩1分)
◆参加費:500円

<内容>
第1部 福島県浪江町『希望の牧場・ふくしま』代表 吉沢正巳さんのお話
「それでも、牛と生きる 〜警戒区域で400頭の牛を飼い続ける理由〜」
第2部 「つながろう・広げよう!」活動報告&交流
・こどもみらい測定所   石丸偉丈さん
・福島原発告訴団・関東   白崎朝子さん・西園寺みきこさん
・つながろう!放射能から避難したママネット@東京  増子理香さん
・映画「福島 六ヶ所 未来への伝言」
島田恵監督(青梅市在住)作品ダイジェスト版上映

詳しくは↓コチラから覧くだい。
http://www2u.biglobe.ne.jp/GOMIKAN/311kibou.html

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■ <5>2月19日 3R政策シンポジウム「より少ない資源で より豊かなくらしを」

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参加団体のFoE Japan 主催のイベントのご案内です。

◆日時:2013年 2月19日(火)14:30〜17:30
◆会場:東京国際フォーラム G602会議室 (ガラス棟 6階)
東京都千代田区丸の内3-5-1
◆参加費:一般 1,000円、 FoE Japanサポーター 500円

<内容>
FoE Japanは、2012年度、学識者や市民団体、事業者等からなる「発生抑
制検討会」を開催し、発生抑制を促進するための課題や施策について議論
を重ねた上で、このたび提言案をまとめました。
本シンポジウムでは、効果的な発生抑制施策の事例研究、モデル事業に
おける実証結果を紹介するとともに 、廃棄物の発生抑制に向けた 提言を発
表し、ステークホルダーとともにその実現の鍵を議論します。

詳しくは↓コチラから覧くだい。
http://www.foejapan.org/waste/event/130219.html


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事務局からのお知らせ
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● 会議開催日程
◎ 運営委員会
◇ 2013 年 2 月 25 日(月) 18 : 30 〜 20 : 30
◇ 場所:市民運動全国センターです。
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。
ご不要の方はご連絡ください。

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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844    FAX/03-3263-9463

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