国への請願
「容器包装リサイクル法を見直し、発生抑制と再使用を促進するための仕組みの検討を求める」国会請願署名は、8月31日の国会で採択されました。
◎署名内容はコチラからご覧ください(PDFファイル)。
環境委員会(衆・参)で、10年ぶりの請願採択!
署名に協力いただいた皆さま、ご参加、ご賛同いただいた皆さま、ありがとうございました。
容器包装の3Rを進める全国ネットワーク(以下、3R全国ネット)が呼びかけた「容器包装リサイクル法を見直し、発生抑制と再使用を促進するための仕組みの検討を求める」国会請願には、おかげさまで全国から衆参あわせて 90 件、 394,165 筆の署名が提出されました。
請願の審査においては、3.11の東日本大震災や原発震災という未曾有の国難への対応に加え、延長された会期末における首相交替という激動の中、請願の採択が危ぶまれておりましたが、8 月 31 日、無事、衆議院環境委員会と参議院環境委員会で採決の結果、全会一致で採択されました。まさしく、“市民の思い”が国会に届いた瞬間です。
これまでの国会請願は、昨年の政権交代後の国会(176 回)でこそ、26 件の請願が採択されましたが、それ以前の174 回通常国会や175 回通常国会はゼロ件で、177 回の今通常国会も狭き門といわれてきました。が、超党派で紹介議員を獲得した私たちの国会請願は、衆議院環境委員会に付託された15種(150 件)の中で唯一採択された請願1種(69 件)、参議院環境委員会に付託された16種(77件)の中で唯一採択された請願1種(21 件)となったのです。
- 今回の衆議院には、合計246種(2752件)の請願が出されましたが、その内、採択されたのは、8種(258件)でした。その内の1種(69件)が私たちの請願です。尚、「種」とは請願件名の数を表し、件は紹介議員を通じて受理された件数を表します。同じく参議院には、合計269種(2037件)の請願が出されましたが、その内、採択されたのは7種(56件)でした。その内の1種(21件)が私たちの請願です。
市民の思いが、見直しの動きを加速
環境委員会で「採択の上、内閣に送付すべきもの」と決定された私たちの請願は、衆議院と参議院の本会議で委員長報告を受け、採択の上、内閣に送付することが採択されました。(国会閉会後、請願を紹介いただいた議員には、その審査結果が通知されることになっています。)
基本的には、国会で採択された請願の内容には、国会で制定される法律と同じような“法的拘束力”はありません。が、国権の最高機関たる国会が認めたわけですから、その意義はたいへん重いと考えられます。具体的には、送付を受けた内閣から毎年2回、その処理経過が議院に報告されることになります。まずはこれからの半年間で、どれだけ具体的に検討されるのか、注視されます。
そもそも、2010年に私たちが請願署名の運動を始めた頃は、麻生政権時の閣議決定により「容器包装リサイクル法(以下、容リ法)の見直しは2013年」とされていたため、省庁や事業者などからは、“容リ法の見直しはまだまだ先のこと”と言われていました。ところが、今秋にも省庁による論点整理がはじまり、2012年には見直しのための審議会が立ち上がると言われています。 私たちの国会請願署名の運動が、容リ法見直しの動きを加速させたのです。
今度こそ、しっかり、きちんと直そう!容器包装リサイクル法
実は、容リ法は5年前の2006年にも見直されています。が、この時は、“1R(リサイクル)が1.5R”になったに過ぎない、まったく不十分な結果に終わってしまいました。このため、当時の改正運動を進めた「容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワーク(発足は2003年6月)」は、次の法改正でこそ、“2R(リデュース・リユース)を優先する抜本改正”を実現しようと、2006年7月から「容器包装の3Rを進める全国ネットワーク」として新たな運動に取組み、今回の請願署名の運動をすすめてきました。
このような経過を踏まえると、今回の請願採択は、10年近い運動における大きな一歩です。今度こそ、全国の市民の力をあわせて、容リ法を抜本的に改正し、市民の望む持続可能な社会を実現しましょう。
3R全国ネット運営委員会では、まず国の審議に先立ち、市民が望む「容器包装リサイクル法の具体的な改正案」を検討するため、連続学習会を開催します。次に、賛同いただいた自治体首長や自治体団体(全国都市清掃会議、全国市長会、全国町村会、全国市議会議長会など)との連携をはじめます。そして、改正市民案を取りまとめ、事業者団体、学識者等との意見交換をすすめる計画です。
ぜひ全国の皆様も、署名に賛同いただいた市民や団体、自治体の方々に請願結果を伝えて下さい。また、紹介いただいた国会議員には御礼方々、法改正の実現に向けた、更なるご協力をお願いしてください。そして全国津々浦々から、法改正を求める“大きなうねり”を起こしてください。 請願の採択を受けて、見直しに反対する圧力はますます高まります。これからの第二ステップでは、これまで以上に市民が力をあわせることが大切となります。このため、請願採択を踏まえ、来る10月25日(火)、緊急で院内集会を開催します。ぜひ、ご参加下さい。
