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3R政策地域研究会in東京多摩公開学習会

 3R政策地域研究会in東京多摩で公開学習会を開催しました。

報告:NPO法人 ごみ・環境ビジョン21 小野寺 勲

■学習会の概要
●日時 2012年8月18日(土)13:30〜16:00
●会場 小金井市前原暫定集会施設(JR線武蔵小金井駅南口徒歩7 分)
●主催 容器包装の3Rを進める全国ネットワーク
NPO法人 ごみ・環境ビジョン21「3R政策地域研究会in東京多摩」
●プログラム
@容リ法改正市民案の要点説明 3R全国ネット 中村秀次さん
A容リ法改正市民案についての意見交換
B多摩地域で実施する調査についての提案 ごみ・環境ビジョン21 小野寺 勲
C各地の取り組みについての情報交換

■学習会の様子
参加者は、清瀬市、小平市、多摩市、西東京市、日野市、府中市、武蔵野市、栃木県の「環境問題を考える会」、ガラスびんリサイクル促進協議会、3R全国ネットから15名。
まず、中村秀次さんから、容リ法改正市民案について説明がありました。説明は、丁寧で、わかりやすかったというのが参加者の感想。
意見交換は、出席者が多摩地域の中心的な活動家ぞろいなので、活発な議論が行われました。また、事業者と意思疎通ができたのも収穫でした。

■容リ法改正市民案についての主な意見
●「特定事業者は、自ら自主回収するか、市町村の分別回収費用を負担する」ではなく、「特定事業者は、自ら自主回収する」を原則とすべき。
●少なくとも、一次選別と保管を市町村から事業者に移すことだけはぜひ実現させたい。
●リサイクル費用を製品価格へ内部化し、消費者が負担すること(受益者負担原則による2R意識の向上)は、2R推進の決め手。
●その効果は疑問。
●レジ袋有料化は、筆頭にあげて推進していくべき。
●ペットボトルは、今や有価物なので、すべて店頭回収とし、ボトルtoボトルの循環を推進すべき。

■多摩地域で実施する調査
多摩地域で実施する調査のテーマは、7月24日の第1回会合で、店頭回収の推進、集団回収の推進、レジ袋削減に決定しておりました。
それを踏まえて、店頭回収と集団回収について、それぞれの利用状況と利用する理由・利用しない理由、集団回収への一元化に対する考えなどを把握するためのアンケートを実施することが合意されました。レジ袋削減については、それぞれの市が秋のキャンペーンで実施する調査をもって代えることにしました。
(店頭回収と集団回収についてのアンケートについては、後日、9月6日の第3回会合で、統一アンケート票ができました。それぞれの市のスーパー店頭で実施し、一緒に集計する予定。)