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「メールニュース」 バックナンバー

■ 第288号(2026年9月24日発行)

  

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   容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース

        第 288号   2026 年 9 月 24日

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日本における家庭ごみの総排出量は、2000年の5,483万tをピークとして減り続け、2024年度には3,811万tと約30%も減少しました。 同じく、1人一日当たりの排出量は1,185gから839gです。 要因としては、容器包装の軽量化や詰め替えパック化、紙類の減少、食品ロスの削減など、があります。

 ところが、ごみの“重量”は減っていても、“容積”は減っていません。例えば500mlのPETボトルでは、1990年代後半に1本30g前後だった ものが、 現在は10g台前半まで軽量化した製品もあります。 PETボトルリサイクル推進協議会によれば、清涼飲料用PETボトルは、2004年の148億本から2024年の275億本へと激増したとされています。 重量は減少しても、本数は倍増しているのです。 従って、ごみ問題を考える上でのポイントは、PETボトルを筆頭とするプラスチックごみをどうするかになります。が、この点については、既に水平リサイクルの拡大や単一素材化など多くの処方箋が示されていますので、ここでは割愛します。

 次に注目すべきは、低迷する家庭ごみのリサイクル率です。 2000年の14%から2005年に19%と微増しましたが、2024年も19.3%に留まっており、ドイツ(65%)や韓国(60%)に大きく引き離されています。 理由としては、日本では、紙やびん、缶など、リサイクルし易いものが減ったということや、生ごみをほとんど資源化できていない、という現実が あります。

 ごみ問題を考える上での第二番目のポイントは、この“生ごみ”をどうするか、にあります。 この点につき、今日では、全国に生ごみをバイオガス化する施設が40もあることが道標になります。 手法としては、地域循環型の大木町から、大都市型の京都市まで様々ですが、なかでも家庭ごみをそのまま機械選別する兵庫県南但広域行政事務組合が特筆されます。 また、鹿児島市のように、バイオガスから都市ガスを製造して地域の住民に供給する取り組みには先進性が感じられます。

 もともと、生ごみは焼却には不向きです。 バイオガス化は、それを“微生物で分解してガスを作り、そのガスで電気を作る、あるいは直接ガスを利用する”仕組みです。 これらはリサイクル率向上と再生可能エネルギー利用を同時に実現できる画期的な手法です。生ごみを資源化できれば、焼却ごみも減らせます。 

今後ますます高齢化する住民の手間を考慮すれば、「可燃ごみを機械選別するバイオガス化」の普及が望まれます。 将来的には、機械選別の高度化、AIによる運転管理、バイオガスの都市ガス利用によって、より一層のエネルギー効率向上が期待されます。

 (運営委員   山本 義美)

 ------- 目 次 --- C o n t e n t s -------------------------------

巻頭言
<1> 第31回・第32回プラスチック削減オンライン連続セミナーにご参加ください!
<2> 【レポート】 EUが包装ごみ削減の新規則「PPWR」を制定(2026年8月適用)
<3> 地域からの報告 NPO法人埼玉エコ・リサイクル連絡会会長 石川 恵輪 さんからの活動報告 

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■ <1>第31回・第32回プラスチック削減オンライン連続セミナー
■                      ご参加ください!
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<第31回プラスチック削減オンライン連続セミナー> 

まだ若干の余裕がありますので、ぜひお申し込み下さい。
日時: 2026年 9月 30 日(水 )19:30〜21:00(質疑含)
演題: 『 EPRとサーキュラーエコノミー:世界の潮流から考える日本の今後について 』
講師 田崎智宏さん(国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環領域資源循環社会システム研究室 室長 社会システム領域(兼務)
参加費: 無料
▼ 申込み件名:「第31回プラ削減連続セミナー視聴希望」とし、氏名、所属を明記の上、 ▼ 申し込み先: reuse@citizens-i.org までお願いします。
詳しくはこちらをご覧ください。?
第31回ちらし⇒ http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/seminar260930.pdf
他にはpeatixも利用します。
今後のセミナー開催継続のためのカンパも申込時に簡単にできます。
▼ 申し込み先: 第31回 https://3r260930.peatix.com ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<第32回プラスチック削減オンライン連続セミナー>
環境省容器包装・プラスチック資源循環室長より、プラスチック資源循環政策の最新動向について お話いただきます。先着100名までです。お早めにお申し込みください。
日時: 2026年10月 27 日(火 )19:30〜21:00(質疑含)
演題: 『 プラスチック資源循環政策の動向 』
講師 金子浩明さん (環境省 環境再生・資源循環局 容器包装・プラスチック資源循環室長兼 地域資源循環企画官(リユース、食品ロス・食品リサイクル、ファッション、紙おむつ)
参加費: 無料
▼ 申込み件名:「第32回プラ削減連続セミナー視聴希望」とし、氏名、所属を明記の上、 ▼ 申し込み先: reuse@citizens-i.org までお願いします。 詳しくはこちらをご覧ください。?
第32回ちらし⇒ http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/seminar261027.pdf
他にはpeatixも利用します。
今後のセミナー開催継続のためのカンパも申込時に簡単にできます。
▼ 申し込み先: https://3r261027.peatix.comより「チケットを申し込む」にて、お申込みください。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。
(運営委員長 中井 八千代)

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■ <2> 【レポート】 EUが包装ごみ削減の新規則「PPWR」を制定
■           (2026年8月適用)
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EUの新しい包装規則「PPWR」を紹介します。

 【はじめに】
EU(欧州連合)が、あらゆる包装と包装ごみを対象にした「PPWR(包装・包装廃棄物規則)」を定めました。2025年1月22日にEU規則2025/40として官報に掲載され、2025年2月11日に発効しています。原則として2026年8月12日から適用されました(在EU日本政府代表部の資料、2025年1月更新時点では予定)。

 【何が決まったのか】
背景には包装ごみの増加があります。EUでは2021年に8,400万トンの包装ごみが出ており、2010年より24%増えました。そこで規則は、1人当たりの包装ごみの量を2018年比で、2030年までに5%、2035年までに10%、2040年までに15%減らす目標を掲げました。リサイクル目標は従来と同じで、2030年には包装全般で70%、プラスチック包装で55%とされています。

 【対象となるもの・主なルール】
2030年1月1日以降、次のような包装は使えなくなります。複数の商品を束ねる使い捨てプラスチックのフィルム、生鮮の果物・野菜用の使い捨て プラスチック包装(ネットやトレイなど)、ホテルやレストランの使い捨てプラスチックのカップや調味料の小袋、宿泊施設の使い捨てアメニティ用包装、超軽量のプラスチック製キャリーバッグなどです。 また、ホテルやレストランなどの販売事業者は、2027年2月12日以降は客が持参した容器に入れて提供する仕組みを、2028年2月12日以降は再利用できる容器で提供する選択肢を用意する必要があります。 

【日本にも関わる論点】
飲料包装の再利用義務は、2022年11月の当初案では日本酒なども対象でしたが、2024年3月の暫定合意で日本酒や焼酎などは対象外になりました。また資料は、日本プラスチック工業連盟の説明として、食品用の多層フィルムは現時点でリサイクルが難しく、2030年以降も使えるかどうかは不明だと紹介しています。 

【今後の見通し・留意点】
リサイクルのしやすさの等級など詳しい基準は、欧州委員会が2028年1月1日までに定める規則で決まる予定です。違反した場合の罰金のルールも、加盟国が2027年2月12日までに整備するとされています。日付の一部は、後から定められる規則の施行時期によって変わる可能性があります。資料は2025年1月時点のため、その後の動きは別途確認が必要です。

 【私たちの暮らしとの関わり】
今回の規則はEU域内(輸入品を含む)が対象で、日本の暮らしに直接の義務が生じるものではありません。ただ、持参した容器への詰め替えや、再利用できる容器での提供、包装を必要最小限にする考え方は、リデュース・リユースの具体例として参考になります。私たちも、マイボトルや 詰め替え商品の利用、簡易包装の選択など、ごみになる包装そのものを減らす行動から始められます。 出典:EUのPPWR(包装・包装廃棄物規則)の概要/在EU日本政府代表部(令和6 年5月作成、令和7年1月更新)/2025年1月/ https://www.eu.emb-japan.go.jp/files/100788023.pdf

(運営委員 小寺正明)

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■ <3> 地域からの報告
■NPO法人埼玉エコ・リサイクル連絡会会長 石川 恵輪 さんからの活動報告
■       <3R政策地域研究会 in 埼玉>
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当会では年間事業として、交流集会、学習会、講演会、研修見学会、通信の発行などを行っています。今回は2026年9月17日に行われた学習会について報告します。 お二人の講師によりZOOM配信により実施しました。

 �@ 「フランスの洋服のゴミと法律とリサイクル」
講師 フェリックス清香 様(フランス在住)
フランスでは消費された衣類の60%がリユース、15%が反毛、15%がウエス材、10%がゴミとなっていてほぼ日本と同じ数字です。自治体が回収ボックスを設置して委託を受けたNPO団体が分別、再販売、輸出(主にアフリカ)、リサイクル(反毛等)、ウエス、エネルギー回収、ゴミと分けています。 

フランスでは安価で短期間サイクルのビジネスモデルを問題視していて法律で規制をしています。「反ファストファッション法」などの説明をいただきました。 

�A 「マレーシアへ輸出したリユース品の行方と実情」
講師 �潟}ーベラスフロンティア 佐藤正和 様
マレーシアは日本からの古着輸出先最大国です。日本で回収した衣類を国内で梱包しマレーシアへ。現地にて用途別(古着再販、反毛、ウエス、ゴミ等)に選別され、更に古着であれば子供服、シャツ、スーツなど種類別分けられていきます。

 分けられた古着はマレーシアで直営する店舗で販売される他、各国バイヤーが100キロ単位で梱包された古着を買いに来ます。工場内での仕分け作業や店舗の様子を画像により説明をしていただきました。 

回収、選別、の様子は以前に見学に行った事がありますが輸出先の様子は見たことがなかったのでとても新鮮でした。着物などはデザイナーによりリメイクされ店舗での販売(主にヨーロッパからの観光客に人気)や日本に戻して販売しています。 

この学習会の様子は当会ホームページにて報告が間もなく上がりますのでご覧ください。ありがとうございました。

  埼玉エコ・リサイクル連絡会 公式サイト 

 ----------------------------- 事務局からのお知らせ------------------------------
● 会議開催日程
◎ 運営委員会 : 2026年8月18日(火)19:30〜21:00・ ZOOM会議

※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。ご不要の方はご連絡ください。

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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0093 東京都千代田区平河町2-12-2 藤森ビル6B
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