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■ 第287号(2026年8月25日発行)
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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第 287号 2026 年 8 月 25日
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容器包装リサイクル法の下では、家庭から出る容器包装の分別収集は自治体が実施し、その費用も自治体が負担しています。一方、スーパー、生協等も、拡大生産者責任に基づき、ペットボトル、発泡トレイ、紙パック、缶、びん等の容器包装を店頭で回収しています。
自治体は、容器包装の分別収集費用の負担を軽減するため、住民に店頭回収の利用を呼びかけています。店頭回収の利用は、住民にとって、「いつでも回収している」「買い物のついでに持っていける」といった利便性もあります。
自治体の容器包装の収集方式としては、隔週または毎週の収集が一般的ですが、自治体によっては、住民の店頭回収の利用を促進するため、収集を月1回(4週に1回)にしています。月1回の収集の場合は、ごみがたまるので、買い物のついでに店頭回収に持っていくようになると考えられるからです。
そこで、筆者は、2024年12月に、全国の人口10万人以上の全283自治体について、ホームページ等により月1回の収集の実施状況を調べるとともに、店頭回収の利用を促進する効果を検証しました。 その結果、月1回の収集を実施している自治体の比率は、ペットボトル16.7%、発泡トレイ3.2%、紙パック17.3%、缶16.7%、びん18.4%となっていました。
また、日野市の事例(下表)では、ペットボトルの収集頻度を隔週から月1回に減らすことで、その収集量が劇的に減少しています。ところが、普通ごみへの混入は特に増加しておらず、収集量の減少分はほとんどが店頭回収へ回っていると推測されます。
日野市におけるペットボトル収集頻度変更の効果
店頭回収の利用を促進し、自治体の収集費用の負担を軽減するためには、収集頻度を月1回に減らすことが最も 実効性のある手段であるといえます。
(運営委員 小野寺 勲)
------- 目 次 --- C o n t e n t s -------------------------------
巻頭言
<1>第31回プラスチック削減オンライン連続セミナーにご参加ください!
<2>【レポート】 EU、循環経済に向けた新法「サーキュラー・エコノミー法」を検討中 (26年中の採択目指す)}
<3>地域からの報告 NPO法人環境市民・堀 孝弘 さんからの活動報告
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■ <1>第31回プラスチック削減オンライン連続セミナーにご参加ください!
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<第30回プラスチック削減オンライン連続セミナーの申し込みは締め切りました> すみませんが定員になりましたので、お申し込みは締め切らせていただきます。 (アーカイブ配信を予定しておりますので、ご希望の方は「アーカイブ希望」と件名に記入しお申し込みください。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <第31回プラスチック削減オンライン連続セミナー>
日時: 2026年 9月 30 日(水 )19:30〜21:00(質疑含)
演題: 『 EPRとサーキュラーエコノミー:世界の潮流から考える日本の今後について 』
講師 田崎智宏さん(国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環領域 資源循環社会システム研究室 室長 社会システム領域(兼務)
※申し込み受付は、8月以降になりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。
(運営委員長 中井八千代)
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■ <2> 【レポート】 油の多い食品で増えるナノプラスチック
■ 食品容器の新たな課題
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査読付きの世界的に評価の高い総合科学ジャーナルに掲載された研究を紹介します。
■ 油の多い食品で放出量が大幅に増加
フードデリバリーやテイクアウトで使われるプラスチック容器は便利ですが、食品にマイクロプラスチックやナノプラスチックが移る可能性が指摘されています。 新しい研究では、特に油分の多い食品を電子レンジで加熱した場合、これらの粒子が大量に放出されることが明らかになりました。 研究チームは、ポリプロピレン(PP)製やポリエチレン(PE)コーティングの食品容器に水または食用油を入れ、電子レンジで3分間加熱しました。その結果、油を入れた場合には、水の場合と比べて約125倍ものマイクロ・ナノプラスチックが放出され、プラスチックに含まれる添加剤や重金属も大幅に増加しました。
■ 油と接触したナノプラスチックは毒性が高かった
さらに研究では、油と接触したナノプラスチックは、水と接触したものより約4倍強い細胞毒性を示しました。研究者は、油によって粒子の表面が変化し、油膜や添加剤が付着することで、細胞と結び付きやすくなり、毒性が高まった可能性があると考えています。
■ 細胞や腸への影響も確認
培養細胞を使った実験では、油由来のナノプラスチックにさらされると、わずか5分以内に細胞膜の損傷が始まることが確認されました。 細胞膜は細胞を守る重要な構造であり、その損傷は細胞の働きの低下につながります。 また、マウスに油由来のナノプラスチックを2週間与えたところ、腸のバリア機能が低下し、腸の免疫機能にも異常がみられました。 腸を保護する処置を行うと影響は一部改善したことから、ナノプラスチックが腸の健康に影響を及ぼす可能性が示されました。
■ 安全性の評価と今後の課題
研究チームは、安全性の目安となる基準値も試算しました。その結果、これまで報告されている人体組織中のマイクロ・ナノプラスチック濃度は、分子レベルで影響が現れ始める基準値を上回る可能性がある一方、組織そのものに損傷を与える基準値には達していませんでした。 ただし、この評価にはさまざまな仮定が含まれており、実際の健康影響を判断するには、今後さらに研究を積み重ねる必要があります。
■ 使い捨てプラスチックを減らすことも大切
今回の研究は、油分の多い食品をプラスチック容器で加熱すると、大量のナノプラスチックや添加剤が食品へ移行し、その粒子は通常より強い毒性を持つ可能性があることを示しました。
私たちが直ちに健康被害を心配する段階ではありませんが、使い捨てプラスチック容器の使用をできるだけ減らし、ガラスや陶器など繰り返し使える容器を選ぶことは、プラスチックごみの削減だけでなく、不要なプラスチックへの曝露を減らすことにもつながります。 研究者らも、油分の多い食品に適した、より安全な食品包装材料への転換が必要だとしています。
(運営委員 小寺正明)
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■ <3> 地域からの報告 大木町・荒木フサヱさんからの活動報告
■ <3R政策地域研究会 in 九州>
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<環境活動が私のライフワークに>
私が環境活動に関心を持ったのは、1994年頃、町が推進したEM生ごみ堆肥化のモニターに取り組んだのがきっかけでした。 あれから30年数年が過ぎましたが、今では環境活動は私のライフワークになっています。
これまでの活動を通じて、役場職員やいろいろな面白い仲間と出会い、沢山のことを学ぶことが出来ました。私たちの活動が、おおき循環センター「くるるん」の建設など、大木町が環境先進の町になるために応援することが出来たのは嬉しい限りです。
1998年に設立された大木町の環境団体「あーすくらぶ」の会長を約30年努め、その後地球温暖化防止活動推進員を経て、現在でもふくおか環境マイスター、環境省3R推進マイスターとして活動しています。 特に、保育園や小中学校など、子どもたちを対象にした環境教育、エコ出前講座は、私の活動の中心です。 今年も役場環境課と協力し、保育園、学童保育へのエコ出前講座を行います。 エコ出前講座の内容は地球温暖化を少しでも止めるために、何が出来るのか子供たちと一緒に考えています。子供たちと一緒に温暖化のことを考えながら、この子たちの未来が少しでも明るいものになるように願っています。
7月20日、午後1時30分からあーすくらぶ主催の学習会、「みんなで育む「食」の未来〜大人も子供も、田んぼ・畑をもっと身近に〜」を開催します。
また、大木町みらい大学が主催する映画「マイクロプラスチック・ストーリー〜僕らが作る2050年〜」の上映会を8月1日午前10時から行います。
会場はどちらもおおき循環センター環境学習室です。どなたでも参加できますので、お近くの方は是非ご参加ください。
----------------------------- 事務局からのお知らせ------------------------------
● 会議開催日程
◎ 運営委員会 : 2026年8月18日(火)19:30〜21:00・ ZOOM会議
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0093 東京都千代田区平河町2-12-2 藤森ビル6B
市民運動全国センター内
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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