「メールニュース」 バックナンバー
■ 第279号(2025年10月17日発行)
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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第 279号 2025 年 10 月 17日
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プラスチック製品の使用削減を目指し、区内のイベントでの飲食提供にリユース食器を使う取組を推進しています。近年は団体で所有している数量で不足の場合は、スペースふうの食器をレンタルしています。
先日も上野公園不忍池周辺で行われたイベントで使用したのですが、戻らない食器が結構な数になりました。割と広い範囲で実施しているイベントですが、実施範囲にはごみ箱を置かず、回収コーナーを設置して、廃棄物はそこに持ってきてもらう方式です。一応デポジット制も取り入れています。
様々な飲食の提供がありますが、リユース食器を使っているのは1つだけ・リユース瓶の飲料も1種類です。返却率は両方とも95%程度です。数字だけを見ると高い評価をしても良いと思われますが、使用する食器や瓶の量が多くなるほど、戻らなかった食器や瓶の数は多くなってしまうのです。戻らなかった多くの食器や瓶は何処に行ってしまったのでしょうか。
この現象は、我が国のペットボトルのリサイクル率にも当てはまります。リサイクル率は高い水準をキープしていますが、販売量が増加し続けているので、リサイクルされないペットボトルの数は膨大になっているのです。そして、多くが街中や河川、海中でマイクロプラスチックとなって環境を汚染し続けているのです。
個人ができる事はとても限られていますし、小さい力でしかありません。社会の目指す方向を皆で考え、実現する努力をしていきましょう。
(運営委員 善財裕美)
------- 目 次 --- C o n t e n t s -------------------------------
巻頭言
<1> 第28回プラスチック削減オンライン連続セミナーにご参加ください!
<2> 環境省へ提言書を提出・意見交換をしました
<3> 【レポート】掃除用メラミンスポンジから出るマイクロプラスチック繊維
<4> 地域からの報告 北海道紙パック会事務局長 石塚祐江さんからの報告
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■ <1>第28回プラスチック削減オンライン連続セミナーにご参加ください!
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<第28回プラスチック削減オンライン連続セミナー>
まだ若干の余裕があります。ぜひご参加ください。
近年深刻な問題となっている海や川のプラスチック汚染について、内陸部からのごみの発生抑制の観点から取り組むとともに、京都・保津川をフィールドに筏流しの復活や天然鮎の復活、内水面漁業の振興など川の文化の再生と伝承に取り組んでおられる原田先生をお招きし、国内外の脱プラスチックの最新情報等について詳しくお話しいただきます。
日時: 2025年 11月 11 日(火 )19:30〜21:00(質疑含)
演題: 『プラスチック汚染に立ち向かう脱プラスチック、そしてサーキュラーエコノミーへ』
講師 原田 禎夫さん(同志社大学経済学部 准教授) 』
詳しくは、下記のちらしをご覧ください↓
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/seminar251111.pdf
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参加費: 無料
▼ 申込み件名:「第28回プラ削減連続セミナー視聴希望」とし、氏名、所属を明記の上、
▼ 申し込み先: reuse@citizens-i.org までお願いします。
▼ 他には今年度からpeatixも利用します。
今後のセミナー開催継続のためのカンパも申込時に簡単にできます。是非ご利用ください。
https://3r251111.peatix.com/ より「チケットを申し込む」にて、お申込みください。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
(運営委員長 中井八千代)
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■ <2>環境省へ、『プラごみの問題解決をめざす、
■ 「容器包装リサイクル法」をめぐる質問と提言』を提出
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2025年8月28日、当会メンバー4人で、環境省容器包装・プラスチック資源循環室金子浩明室長にお会いし、『プラごみの問題解決をめざす、「容器包装リサイクル法」をめぐる質問と提言』を手渡し、1時間程、真摯に意見交換をしました。
質問と提言書は、こちらよりご覧ください↓
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/teigen2508.pdf
(運営委員長 中井八千代)
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■ <3>【 レポート】 掃除用メラミンスポンジから出る
■ マイクロプラスチック繊維
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環境科学分野で最も信頼できる査読付きの論文誌に掲載された論文を紹介します。
1. 背景:合成繊維とマイクロプラスチック汚染
合成繊維が摩耗すると、環境中にマイクロプラスチック繊維(MPF)が放出されます。これは汚染の主要な原因のひとつです。
しかし、掃除用に作られたメラミンスポンジが日常使用でどの程度MPFを出すのかは、これまで明らかではありませんでした。
2. 研究方法:スポンジと金属表面の摩耗実験
本研究では、メラミンスポンジを対象にしました。
・スポンジの内部構造(支柱の密度)を変える
・こすりつける金属表面の粗さを変える
・往復式摩耗試験機を用いて、こすり動作を再現する
これらの条件で摩耗の様子を調べました。
3. 結果:発生したマイクロプラスチックの特徴
スポンジが摩耗すると、ポリ(メラミン-ホルムアルデヒド)という種類のプラスチックからできた繊維状のマイクロプラスチックが発生しました。
・形態:線状または枝分かれした繊維
・大きさ:長さ10?405μm(髪の毛の太さは約70μm)
・発生メカニズム:摩擦による支柱の変形・破断と、プラスチックの分解
4. 発生量と影響の大きさ
金属表面が粗いほど、またスポンジの支柱が密なほど、多くのマイクロプラスチックが発生しました。
・最大で1グラムのスポンジから650万本の繊維が放出されました。
・世界全体では年間約4.9兆本が環境中に放出されている可能性があります。
5. 意義と今後の課題
この研究は、掃除用スポンジがこれまで見過ごされてきた新たなマイクロプラスチック汚染源であることを示しました。
今後は、私たちがどの程度これらにさらされているのか、健康や環境へのリスクを評価する必要があります。
■対策として考えられる代替品
マイクロプラスチックの発生を減らすためには、以下のような代替品の利用が考えられます。
・天然素材のスポンジ:セルロース(植物由来繊維)やヘチマやシュロタワシ、ヤシタワシなど。
・布やタオル:綿や麻などの天然繊維でできた布を掃除に使う。
・再利用可能なブラシ:竹や金属など、摩耗してもマイクロプラスチックを出さない素材のブラシ。
これらを使うことで、日常生活の中でのマイクロプラスチック排出を少しずつ減らすことができます。
(運営委員 小寺正明)
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■ <4> 地域からの報告 北海道紙パック会事務局長 石塚祐江さんからの報告
■ < 3R政策地域研究会 in 北海道>
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<容リ法から28年、使用済み紙パック回収率は29.8%>
現在、飲料用紙パックの回収率は29.8%と低迷しています。また、コロナ(2020年)で給食の紙パックリサイクルを止めた学校が多く、環境体験学習の一環として取り組まれていた学乳パックは再利用されていません。
札幌市内の小学校では現在5校だけが辛うじて続いていますが、他の192校はやっていません。更に、紙パックに注ぎ口やストロー、アルミ、未ざらし原紙等の複合資材が増え、リサイクルし難い設計になっていることもご存じでしょうか?
さて、今から40年前、禁忌品だった牛乳パックは全国各地の市民団体が独自のルートで回収運動を進め、『資源』に蘇らせリサイクルの優等生と言われてました。しかし、紙パック容器は容リ法の再商品化の義務(メーカー負担無し)から外れ、現在もメーカーの負担はありません。
当時(容リ法スタート)ペットボトルの回収率は9.8%でしたが、現在は92.5%に大幅アップし、瓶のリサイクル率も77.3%です。また、同じ再商品化義務の無いアルミ缶は97.5%と、他の容器は回収率を伸ばしリサイクルし易い設計への改善をしています。
昨今、サーキュラーエコノミーといわれていますが、実は飲料用紙パックのリサイクルは企業の様々な都合で崩壊の危機に瀕しています。
【飲料用紙パック回収システム強化検討会を開催】
このような状況を改善しようと、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会の呼びかけで、「飲料用紙パック回収システム強化検討会」を2回(5/23・9/24)開催し問題の整理と今後について検討しています。
【北海道紙パック会として】
牛乳パックの再利用に取り組んだ目的をふりかえると、『使える資源を捨てるのはもったいない』という思いが全国に広がり、『未来の子ども達に緑の地球を!』の願いが原点です。その思いを、もう一度伝える活動として飲料用紙パックの勉強会を1月に開催し、回収率50%を目指したいと活動しています。ただ、回収率アップやリサイクルし易い設計にするには、発生元の容器メーカー、中身メーカーの協力無しでは厳しいと思っています。
容リ法施行から30年、「拡大生産者責任(EPR)」について見直しが必要だと強く思っています。
※飲料用紙パックが有償で取引されているのは、市民運動で発生した資源リサイクルに家庭紙メーカー(製紙会社)が協力し、市民活動(環境・福祉)を支えるうえで買い続けてきた経緯があるからです。
それが、製紙会社の原料としてリサイクルし難い紙パック容器が増え、現在、大きな問題になっています。
------------------------------- 事務局からのお知らせ------------------------------
● 会議開催日程
◎ 運営委員会 : 2025年10月29日(水)19:30〜21:00・ ZOOM会議
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。ご不要の方はご連絡ください。
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0093 東京都千代田区平河町2-12-2 藤森ビル6B
市民運動全国センター内
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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