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「メールニュース」 バックナンバー

第249号(2023年4月14日発行)

  

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   容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース

        第 249号   2023 年 4 月 14 日

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 当会(NPO法人環境り・ふれんず)で、ごみ減量を目的に『制服リユース』に取り組み8年目となり、利用者(持込み、持帰り)は年々増え、双方から感謝され喜ばれています。しかし、この「制服リユース」活動を通し新たな教育・環境・子育て等の問題も見えてきます。

 3年前、新型コロナウィルスの感染防止を理由にジャージ登校となり、式典・終業式くらいしか制服を着る事がありませんでした。ようやく制服登校が復活しましたが、新年度(新1年生)からデザインを変更する学校や、注文してもウクライナ(戦争)の影響で納期が遅れ入学式に間に合わない等、保護者や子どもたちに様々なしわ寄せや負担が出ています。「制服」を着るメリットを理解したうえで、ごみ減量・子育て支援としても「制服」のデザインは変わらないでほしいのですが、ジェンダー問題等も関係し制服も多様化しているようです。

 さて、北海道では、4月15日(土)・16日(日)に「G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合」が札幌市で行われ、その記念イベントとして「環境広場ほっかいどう2023」を札幌ドームで同日開催します。このような環境関連の大きな会合は、環境サミットと言われた2008年の洞爺湖サミット以来です。街の中はポスターが貼られ、今年1月からの環境関連イベントは「G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合開催記念事業」として行われ、気合が入っています。

 ただ、統一地方選挙、WBC、日ハム新球場(エスコンフィールド)の話題に押されています。4月の「環境広場ほっかいどう2023」に、是非、札幌ドーム(北海道)にお越し下さい。

(政策委員 石塚祐江)

---- 目 次 --- C o n t e n t s -------------------------------

巻頭言
<1> 第14回・第15回プラスチック削減オンライン連続セミナーを開催します!
<2> 【レポート】「人工芝の問題はマイクロプラスチックだけではなかった」
<3> 地域からの報告 小山の環境を考える市民の会代表  楠通昭 さんからの活動報告  

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■<1> 第14回・第15回プラスチック削減オンライン連続セミナーを開催します!

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【第14回プラスチック削減オンライン連続セミナー】

農工大の高田秀重先生より、魚の体内に餌を通じてプラスチックに含まれる添加剤が蓄積し、その魚を食べることで人体に悪影響の可能性があるという報告や、最近の世界の動きも含めて、海洋プラスチック汚染の最新情報を詳しく話していただきます。

日時 : 2,023年6月14日(水)講演19:30〜21:00(質疑含む)
演題:『 プラスチック問題は人間の健康問題:リサイクル幻想からの脱却とプラスチック削減 』
講師: 高田秀重さん  東京農工大学環境資源化学科教授
詳しくは下記のちらしをご覧ください。↓
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/14OLseminar.pdf

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【第15回プラスチック削減オンラインセミナー】

早稲田大学の大河内博先生をお招きし、大気中マイクロプラスチック、人工芝、マイクロカプセル等について講演していただきます。

日時: 2023年7月4日(火)19:30〜21:00(質疑含む)
講師: 大河内博さん 早稲田大学創造理工学部教授

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▼参加費無料
▼申込み件名: 「第14回プラ削減オンラインセミナー6月14日視聴希望」
または、「第15回プラ削減オンラインセミナー7月4日視聴希望」とし、
氏名、所属、TELを明記の上、  
▼ 申し込み先: reuse@citizens-i.org 迄
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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(運営委員長 中井八千代)

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■ <2>【レポート】
■   「人工芝の問題はマイクロプラスチックだけではなかった」

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 私が初めて見たのはお台場の砂浜で緑色の破片が沢山あり、それが人工芝でした。

 ピリカが国内水域で2020年に調査した結果、流出したマイクロプラスチックのおよそ20%(個数比)が人工芝であることを特定しました。人工芝の割合が50%を超える河川も複数存在したそうです。

 人工芝は大きな球場などの運動施設で使われているだけでなく、小学校でも使われています。最近では民家の庭や屋内にも人工芝を敷くそうです。

 人工芝が問題になったのは、緑の葉の部分の破片が川や海岸に漂着したマイクロプラスチックが多いことからでした。そして、古タイヤなどのゴムチップを人工芝に充填し、ゴムチップがマイクロプラスチックとして流出しました。

 アメリカの太平洋岸北西部で、雨が降ると、遡上したギンザケが大量に死んだことがありましたが、後で分かったのは、タイヤの摩耗片が、様々な有害化学物質を含んでいて、中でも老化防止材の6PPDという化学物質が空気中の酸素で酸化され、6PPDキノンとなり、それが特異的にギンザケに毒性を持っていました。

 日本ではニジマス、ニッコウイワナに毒性があることが分かりましたが、他の生物や人間に対する毒性は分かっていません。国立環境研究所により、6PPDキノンは東京でも確認されています。古タイヤのゴムチップには、有害な重金属や化学物質や揮発性有機化合物などが含まれており、生物や人体への危険性が懸念されています。

 もっと恐ろしいことに、分解しにくいため、永遠の化学物質と言われる有毒な有機フッ素化合物のPFASが、複雑な形状した人工芝の成形の際に成形しやすくするために使われているそうです。ゴムチップの充填材にもPFASが検出されています。がん、免疫系の損傷、発達障害など、さまざまな健康問題に関連している有毒な化学物質です。

 人工芝の充填材について、欧州化学物質庁ECHAは、意図的に添加するマイクロプラスチックの規制案に、2020年に加えました。人工芝用ゴムチップの充填材としてのマイクロプラスチックは、6年間の移行期間を経て完全禁止することを推奨する、としたそうです。また、人工芝は、有害なPFASが付いているため、アメリカのボストン市では市長が新しい公園に人工芝を敷かないようにしたそうです。ニューヨーク州では室内の人工芝へのPFASの使用を2023年末に禁止するそうです。人工芝の処理処分は、良い方法がないため、非常にお金がかかり、オランダでは処理できず、野積みしています。

(運営委員 小寺正明)

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■<3>地域からの報告
■   小山の環境を考える市民の会代表楠通昭 さんからの活動報告
■     <3R政策地域研究会in栃木>

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 同じ広域組合の中で環境問題全体について活動している下野市の「環境問題を考える会」と小山市の「小山の環境を考える市民の会」の2団体が一緒に活動しています。(2022年6月〜2023年4月までの報告)

1.3R全国ネットが開催している「プラスチック削減オンライン連続セミナーや「オンライン運営委員・政策委員・意見交換会」に参加  
2.小山広域組合廃棄物減量化対策推進検討会に出席(委員は下野・小山各1名)

遅ればせながら、プラスチックに係わる資源循環の促進等に関する法律について紹介あり

3.総会・環境講演会の開催(7月24日(下野)・第25回総会&記念講演会「改めてごみ問題の本質と課題を考える」熊本一規名誉教授
4.広域・自治体へのプラごみの一括回収早期促進について情報交換会に参加 @小山広域組合事務局長A小山市環境課長
5.下野市の環境イベントに参加
・市民活動センター(10月16日)ごみ分別・減量化啓発 ・環境フェアに出展(1月29日)ごみ分別クイズ、他 

 環境講演会「市民の目線から地域のごみ問題を考える」の講師を勤める。(益子友幸)

6.パブコメ応募と意見発信
・第2次下野市環境基本計画(案)パブコメに応募し意見発信(ごみ問題他 2月)
・キリンビールへのプラ容器に関する確認と抗議発信(8,9月2回)
「キリンホームタップ(キリン個人・家庭向け生ビールサーバ)」の容器(ペット、1L)は普通のペットボトルと同じ扱いのリサイクルでした。H.Pの社長方針の環境負荷低減への取組のポリシーと新商品開発時の関連について抗議した。いつの間にかペット化が進んでいてがっかりしました。

<おまけ情報:自然環境の生物多様性のニュース>
いつもクリーン作戦に参加している4県4市2町にまたがる渡良瀬遊水地で、コウノトリが今年もまた野生繁殖し4月6日に孵化(羽数は不明)しました。4年連続の野生繁殖の達成です。この輪を関東平野全体に広げていきたいものです。さらにトキの定住環境の整備も。

------------------------------- 事務局からのお知らせ------------------------------
● 会議開催日程
◎ 運営委員会 : 2023年4月18 日(火) 19:30〜21:00・ ZOOM会議
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。ご不要の方はご連絡ください。

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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0093 東京都千代田区平河町2-12-2 藤森ビル6B
市民運動全国センター内
TEL/03-3234-3844   FAX/03-3263-9463

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