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「メールニュース」 バックナンバー

第243号(2022年10月13日発行)

  

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   容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース

        第 243号   2022 年 10 月 13 日

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 <プラスチック資源循環法の課題>
プラスチック資源循環法の制定により、プラスチック資源循環のすべてのステージでの取り組み(3R+Renewable)を促進するための仕組みができ、大きな前進です。反面、実効性では課題が多々あり、運用面での改善が求められます。新法で推進する、消費者に深い関わりのある3つの施策のポイントと課題を以下に示します

(1)製造事業者によるプラスチック使用製品の環境配慮設計(努力義務)
プラスチック使用製品の環境配慮設計を促進するため、国の環境配慮設計の指針に適合していると認定した製品を公表するという仕組みを設けています。また、製品分野ごとの設計のガイドラインは、業界団体が自主的に策定することになっています。

 国への要望として、認定製品には、消費者が選択しやすいように認定マークを付けることにするとともに、環境配慮設計を徹底するため、業界団体が策定する設計のガイドラインでは、それぞれの業界で最も先進的な取り組みを標準化するよう促してほしい。

(2)小売・サービス事業者の提供するワンウェイプラスチック製品の削減(義務)
ワンウェイプラスチックを削減するための措置として、削減が必要な製品(特定プラスチック使用製品)とその削減を求められる事業者の業種を指定しています。削減が必要な製品は、フォーク、スプーン、テーブルナイフ、マドラー、ストロー、ヘアブラシ、くし、かみそり、シャワーキャップ、歯ブラシ、衣類用ハンガー・カバーの12品目。削減を求められる事業者の業種は、小売業、飲食業、宿泊業、クリーニング業。

また、求められる取り組みとして、提供製品の有料化、必要か否かの確認(声かけ)、軽量化・代替素材製品の提供などの選択肢を提示しています。
実施されている取り組みでは、提供製品の有料化はほとんど取り入れられていないことから、ワンウェイプラスチックの大幅な削減は望めそうになく、有料化を義務化する必要があります。

(3)自治体によるプラスチック資源の一括回収(努力義務)
家庭から排出されるプラスチック資源の分別収集量を拡大するため、自治体に容器包装プラスチックと製品プラスチックの一括回収を促しています。これによってプラスチックの分別のわかりにくさが解消されるメリットもあります。リサイクルについては、容リ法ルートを活用する方法と、自治体による選別、梱包等を省略してリサイクル事業者へ直接引き渡す方法を可能にしています。

 ところが、土台となる容器包装プラの分別収集は、実施している自治体が66.9%(2020年度。白色トレイのみの収集を除く)にとどまっており、その拡大が課題として残っています。

(運営委員 小野寺 勲)

---- 目 次 --- C o n t e n t s -------------------------------

巻頭言
<1> 第十二回・第十三回プラスチック削減オンライン連続セミナーを開催します!!
 10/25 『 プラスチック資源循環法の先駆的な自治体の取組等について 』
  水谷努さん(環境省リサイクル推進室長 )
 11/8 『産業界におけるプラスチック資源循環促進法の取組み』
  吉川 泰弘さん(経済産業省 資源循環経済課総括補佐)
<2>【レポート】オランダ産の牛や豚の肉、血液、牛乳の約8割からマイクロプラスチックを検出
<3> 地域からの報告 スペースふう理事長 永井寛子さんからの報告
<環境×地域福祉への新たな取り組み> 

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■<1>第十二回・第十三回プラスチック削減オンライン連続セミナーを開催します!!

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 第十二回もまだ若干の余裕があります。ぜひご参加ください。

【第十二回プラスチック削減オンラインセミナー】

今回お呼びする水谷さんは、2000 年環境庁 入庁 。自然環境局、 大臣官房、廃棄物・リサイクル対策部、地球環境局等に勤務したほか、外 務省在ジュネーブ国際機関日本政府代表部、横浜市、原子力規制庁に 出向。 2022 年7月から現職。プラスチック資源循環、循環経済への移行等を担当されており、プラスチック資源循環法施行後の最新情報(全国第1号!製品プラの一括回収・リサイクルに係る大臣認定を取得した仙台市等)をお聞きします。

日時 : 2022年10月25日(水)講演19:30〜21:00(質疑含む)
演題:『 プラスチック資源循環法の先駆的な自治体の取組等について 』
講師:  水谷努さん 環境省リサイクル推進室長( 兼 循環 型社会推進室長)

詳しくは下記のちらしをご参照ください。↓
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/221025.pdf
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【第十三回プラスチック削減オンラインセミナー】

 2012年、経済産業省に入省。資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部省エネルギー課にて課長補佐として省エネルギー政策の企画・制度設計を担当。その後、大臣官房総務課にて課長補佐(国会担当)、法令審査専門官(総括)を務め、プラスチック資源循環促進法の立案も担当。2021年7月より現職。プラスチック資源循環促進法の執行や資源循環経済政策の企画立案を担当。

日時: 2022年11月8日(火)19:30〜21:00(質疑含む)
演題: 『産業界におけるプラスチック資源循環促進法の取組み』
講師: 吉川 泰弘さん(経済産業省 資源循環経済課総括補佐)

詳しくは下記のちらしをご参照ください。↓
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/20221108.pdf
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▼参加費無料
▼申込み件名: 「第十二回プラ削減オンラインセミナー10月25日視聴希望」
または、「第十三回プラ削減オンラインセミナー11月8日視聴希望」とし、
氏名、所属、TELを明記の上、  
▼ 申し込み先: reuse@citizens-i.org 迄
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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第十一回プラスチック削減連続セミナー(テラサイクルジャパン エリック・カワバタさん)のアンケート結果 ↓
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/11OLseminar.pdf

(運営委員長 中井八千代)

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■<2>【レポート 】 オランダ産の牛や豚の肉、血液、牛乳の約8割から
■ マイクロプラスチックを検出

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 プラスチックスープ財団(PSF)により委託されたアムステルダム自由大学(VU)のパイロット研究で、牛や豚の肉、血液、牛乳の約8割からマイクロプラスチックを検出しました。この研究は人間の血液からマイクロプラスチックを検出した研究チームが行いました。

血液と手絞りした牛乳のサンプルで測定されたマイクロプラスチックの濃度は、動物の「内部被ばく」を示しています。動物における「内部被ばく」、すなわち動物の体内に吸収された粒子を示すものです。
これらの家畜は、飼料や水、空気などその他の経路でプラスチック粒子に暴露される可能性があります。これらの家畜の乳製品や肉は、最終的に人間の食卓にのぼります。

動物用ペレット飼料の「すべてのサンプル」からもプラスチックが検出されていますが、これが飼料、水、空気から動物の体内に吸収された結果なのか、牛乳や肉の加工や包装の結果なのか、あるいは上記のすべてなのかはまだ調査されていません。
この小規模な調査は、出発点であり、結論ではありませんと、報告書に書かれています。
(運営委員 小寺正明)

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■<3>地域からの報告 スペースふう理事長 永井寛子さんからの報告
■ <3R政策地域研究会in山梨> 

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 <環境×地域福祉への新たな取り組み> リユース食器レンタル事業を興して20年

 スペースふうがリユース食器のレンタル事業を興して20年が経ちました。“イベント時の大量のごみ排出をなくしたい!” この一念が、2003年度経済産業省の「コミュニティビジネスのモデル事業」に選ばれたことで、「使い捨てからリユースへ」の呼びかけを全国に広める大きな機会となりました。

順調にいくはずが2020年、突然のコロナウイルスの襲来ですべてのイベントが開催中止になり、事業は行き詰りました。いつ収束するともわからないコロナの前で、私たちは「廃業」の危機を迎えたのです。

そんな折、「リユースの灯を消すな!」という声と共に、クラウドファンディングで多くの支援をいただく中で、スペースふうは新たな道、お弁当容器のリユース化へと舵をきることになりました。

人と人をつなぐリユースお弁当事業「ホットス」とは?
コロナによる市民生活の変化は、テイクアウトに見られるように、お弁当容器のプラスチックのごみ問題を生み出しました。同時に、コロナ禍は地域の中で孤立感、生きにくさを感じる人たちを生じさせているという報道が胸に刺さりました。

 そこで私たちは、環境と地域福祉を融合した取り組みを考えました。そして生まれたのが、休眠預金助成金を活用した「ホットス」事業です。「ホットス」とは、特に産後ママたちを対象に、スペースふうのスタッフがリユース容器を使ったお弁当(100円)を届け、空になった弁当箱を回収する。一見面倒なことのようでも、そこで交わす一言がホッとするひと時を生みだします。小さな町だからこそできること・・・スペースふうのさらなる挑戦はつづきます。 

スペースふうのHPはこちらから⇒ URL, http://www.spacefuu.net.

------------------- 事務局からのお知らせ------------------------------
● 会議開催日程
◎ 運営委員会 : 2022年10月18 日(火) 19:30〜21:00・ ZOOM会議
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。ご不要の方はご連絡ください。

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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0093 東京都千代田区平河町2-12-2 藤森ビル6B
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844   FAX/03-3263-9463

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