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「メールニュース」 バックナンバー

第188号(2018年1月12日発行)

  

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   容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース

        第 188号   2018 年 1 月 12 日

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 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 3R全国ネットは、容器包装リサイクル法の改正について、あきらめることなく

広く意見交換を続けるとともに、増え続ける容器包装プラスチック類のポイ捨て等が原因で、

深刻な海洋汚染を引き起こしていることを、より多くの方に伝えようと、

他団体と一緒に、海・川の海洋汚染対策セミナー等を開催してきました。

 当会は、日本の環境団体のネットワーク組織であるグリーン連合に参加しています。

昨年の11月「グリーン連合交流会in四国」が高松市で開催され、「パリ協定と日本の政策課題」や、

私からは「容器包装リサイクルの課題」と題して海ごみも含めた情報提供をし、

四国4県の活動団体からの活動紹介と共に、意見交換が行われました。

海ごみに取り組んでいる活動団体の参加もあり、今後の連携を広げることができたと同時に、

懇親会で出会った瀬戸内海の男木島で海ごみに取り組んでいる方のご紹介で、

翌早朝、船で男木島に渡り、海岸線に散在するプラスチック類の漂着実態を視察してきました。

緑豊かな自然と透き通ったきれいな瀬戸内の海。しかし島の海岸の至る所に、ペットボトルをはじめ、

発泡スチロールやトレイなどの破片が散乱しており、拾っても拾っても漂着するとのことでした。

海・川ごみ対策は、喫緊の課題です。今年は解決に向けた政策提言づくりと、

一人一人が実態を把握し、できることから真摯に取り組んでいくための、

3Rと海・川ごみ講師養成に取り組み、そのためのテキストを作成していきます。

(副運営委員長 中井八千代)

------ 目 次 --- C o n t e n t s --------------------------------

巻頭言

1、予断を許さない、中国の廃プラ輸入禁止措置

2、 学習会「海と川のごみを考える【ペットボトル】」「店頭回収の取り組み」

3、【レポート1】海ごみ問題から考える私たちの暮らしとプラスチック

4、【レポート2】世界的にペットボトルの消費量が急増

5、 静岡の壷阪さんから活動報告−3R政策地域研究会in静岡

6、 関連情報

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■ <1> 予断を許さない、中国の廃プラ輸入禁止措置

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2017年11月、環境省は、次のとおり」、

「国内資源循環確保に向けたプラスチックリサイクル体制整備の緊急支援について」の

公募事業を募集しました。

「中国政府が本年12月末から生活由来の廃プラスチックの輸入を禁止することとしているため、

これまで資源として中国に輸出されていた廃プラスチックが国内で処理せざるを得なくなることが見込まれています。

このため、環境省としては国内資源循環の確保に向け、プラスチックリサイクル体制の構築を支援すべく、

プラスチックリサイクルの高度化に資する設備を導入する事業者を募集することとなりました。」

http://www.env.go.jp/press/104821.html

もちろん、廃プラには廃PETボトルも含まれますので、今後を注視する必要があります。

なお、(公財)日本容器包装リサイクル協会で開催されている

「第4回ペットボトルリサイクルの 在り方検討会」における関連報告は、

以下のとおりです。

http://www.jcpra.or.jp/Portals/0/kaigi/pet/20171121/doc02.pdf

(事務局 山本 義美)

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■ <2>学習会「海と川のごみを考える【ペットボトル】」「コンビニの取り組み」

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今回、基調講演をいただく大阪商業大学の原田禎夫准教授は、経済学がご専門の先生です。

また、NPO法人プロジェクト保津川の代表理事として、京都府亀岡市内の保津川での

クリーン作戦を中心に、筏復活、チャリティマラソンなど多様な活動に精力的に取り組まれています。

 先生は経済学として、”経済的インセンティブ”の視点で、海や川のごみを減らせるかの研究を

学生さんたちと一緒に進められています。ゼミの学生さんたちがペットボトル制度導入についての賛否や

返金額などについてのアンケート調査を実施されたとのこと。関西広域連合では、大阪湾海ごみ削減のための

広域的な発生抑制の枠組みの実現可能性調査として、経済的インセンティブの視点での検討もすすめられています。

川ごみが散乱する河川での活動を実践しながら、その問題の解決を経済学の先生としても捉えるお話しも

いただける予定です。

 続いて(株)セブン&アイHLDGS資源リサイクルオフィサー.)の藤乗さんから、

「店頭におけるペットボトル回収の取組みについて」と題して、

ペットボトル回収機を東京と埼玉のセブンイレブン計300店に順次

拡大する計画や中国のペットボトル輸入禁止についてなどにも触れていただきます。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日時: 2018年1月18日(木)10:00〜12:00

会場: ハロー会議室虎の門

   (港区虎ノ門 1-2-12 第二興業ビル 3 階) *地図はこちらから表示できます

   ⇒https://www.hello-mr.net/detail/?obj=39

    東京メトロ 銀座線 虎ノ門駅 2番出口 徒歩 1 分

    千代田線、丸の内線、日比谷線 霞ヶ関駅 A13 出口 徒歩 3 分

講師: ■基調講演 原田禎夫さん(大阪商業大学准教授) 『 海と川のごみを考える--ペットボトル-- 』

■関連報告 藤乘照幸さん((株)セブン&アイHLDGS.) 『 店頭におけるペットボトル回収の取組みについて 』

主催: 容器包装の3Rを進める全国ネットワーク 

資料代: 500円

申し込み先: メールの方は件名を「学習会申込」として「氏名」「所属」「連絡先」を明記の上、

事務局までお申し込み下さい。→E-mail:reuse@citizens-i.org  

詳しくは、下記よりご覧ください。↓ (FAXの方の申し込み用紙もこちらから)

 http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/180118.pdf 

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■ <3> 【 レポート1】 海ごみ問題から考える私たちの暮らしとプラスチック

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 標記テーマの連続セミナーが、京都市ごみ減量推進会議とパタゴニア日本支社の共催

で開催されています(昨年12月-2月の3回)。

 その第1回セミナーで発表された関西広域連合では、

淀川流域の広域的な流域対策における課題のひとつである

「大阪湾海ごみ削減のための広域的な発生源抑制の枠組みの実現可能性」の

調査・検討をすすめられています。

今年度から淀川水系のごみ調査やマイクロプラスチック調査等を始め、

その他調査、制度の概略検討などを通じ3年間で施策の概略検討を行い、

必要な施策と判断されれば、さらに期間と費用を確保して詳細な制度設計を

行い施策の具体化をすすめるとのこと。

その具体化が検討される施策としては、ペットボトルリサイクル制度の導入、

有料化等によるレジ袋削減対策も視野に入れられています。

このように、海ごみ対策としての容器包装削減対策が関西地域で検討され始めています。

また、大阪商業大学の原田准教授の発表では、

舞鶴市沖の日本海にある離島でのペットボトル調査では、

59%は日本のものであることから国内の問題であること。

またペットボトルのデポジット制に向けたアンケート調査(嵐山で460名に学生がインタビュー)

をしたところ、なんと、賛成が93%という結果など、経済的インセンティブとしての

ごみ削減についてお話しいただきました。

 1月18日の3R全国ネット主催学習会の原田准教授の講演では、

このようなお話しも伺えることと思い、楽しみです。

(運営委員 伊藤浩子)

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■ <4> 【 レポート2】 世界的にペットボトルの消費量が急増

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世界全体のペットボトル消費量は10年前は3,000億本だったが、2016年は過去最高の4,800億本。

2021年には約20%増え、5,833億本になるという。ペットボトルの過剰消費は、

気候変動と並んで、深刻な環境問題を引き起こすかもしれないと危惧されている。

消費が増大している原因として、中国でのペットボトル需要の急増があげられている。

都市化が進み、水質汚染が深刻な中国ではペットボトルで売られるミネラルウォーターは

消費者にとって必需品。

これにより、中国国内のペットボトル消費量だけでも世界の1/4を占めている。

使用後に投棄されたペットボトルは毎年500万〜1,300万トンものプラスチックごみとして

世界中の海に流入し、魚や海鳥など海の生態系を脅かす。

しかし、なぜプラスチックの中ではリサイクル性が高いペットボトルが毎年大量に放棄され、

海を汚染しているのか。

カギはリサイクル率の低さにある。2016年に消費されたペットボトルのリサイクル回収率は半分以下。

また、回収されたうちのわずか7%しかペットボトルとして再利用されていなかった

(Sustainable Japanのサイトより)

(運営委員 小野寺 勲)

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■ <5>静岡の壷阪道也さん(ゴミゼロプラン静岡市民ネットワーク)からの活動報告

■ 3R政策地域研究会in静岡

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 京都会議を目前に静大での環境シンポのごみ・リサイクル分科会から生まれた

「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク。毎月の定例会を重ね、21年目この1月13日でで243回となる。

 目指すは「ゴミゼロプラン」=ゼロ・ウェイストであるはずだった。その静岡市は、

ゴミ量一人一日当たりで全国政令市の中ではトップクラスの多さである。

(平成25年度包括外部監査結果報告書121頁 http://www.city.shizuoka.jp/000162391.pdf )

 静岡市の廃棄物処理行政は、次々に大型ごみ焼却施設の建設をして、

「排出焼却ごみ量の2倍程度のごみ焼却能力を40年間維持し続けたことに特徴がある。

逼迫する最終処分場対策には、2004年竣工の灰溶融炉は建設費60億円年間運転経費7〜8億円

の金食い施設で、能力の半分以下の操業でスラグの品質も悪かった。

スラグの磨砕施設を含む資源循環センターを39億円かけ2011年に建設したものの前出の

包括外部監査では、灰溶融炉の停止で年5億円の経費節減になる(包括外部監査結果報告書68頁)

と指摘される有り様であった。そしてその灰溶融炉は2017年1月運転を停止した。

現在は新日鉄のシャフト炉式溶融炉によるごみのスラグ化で最終処分場の延命を図っている。

スラグ化が成功しようとも、最終処分場要らずではない。静岡市の沼上最終処分場はどんなに長くても、

あと8年、早ければ5年で満杯になってしまう。次の最終処分場は見つかっていない。それどころか、

灰溶融炉の廃止、最終処分場の危機は、市民に知られていない。

 環境省の指導により、最終処分場の残余量の実測が2012年度から始まっている。

情報公開請求を毎年活用して、最終処分場、ゴミ処理量、運転コストをウォッチし続けている。

歯がゆい静岡市の廃棄物行政ではあるが、そんな静岡市行政との共通点から生まれたゴミゼロフェスタ。

未だ使えるモノを市民が持ち寄り、無料で持ち帰るイベント、すでの25回開催、今年4月で26回目を迎える。

ただ、十分な宣伝なしに1500人以上も集まる大イベントになってしまったために、

常時80名程度のボランティアを確保しなければならず、中心メンバーの高齢化、

リーダー不足の問題点を抱えたままである。循環型社会の確立に向け、牛の歩みで奮闘中。

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■ <6> 関連情報

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◆1/19(金) 全国川ごみネットワーク調査報告会◆

私たちの生活から排出されるペットボトルやレジ袋などが、川や湖、海などの

水辺のごみ問題となっています。国内における川ごみの状況を知り、対策を

検討するために行っている調査活動の概要を報告し、対策に向けて共に考えます。

【日時】 2018年1月19日(金)13:30〜12:00

【会場】 ハロー会議室八丁堀駅前

【主催】 全国川ごみネットワーク

【内容】 調査報告(河川ごみアンケート、ヒアリング、全国水辺のごみ調査)

      話題提供 「ごみ調査を活用した環境学習」

            「里川へのごみ流入予防・抑制の工夫に向けて」

【参加費】無料

詳細はこちら、http://kawagomi.jp/2017/12/houkokukai/

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◆2/18(日)市民ごみ大学セミナー「どうなる?古紙や廃プラスチックの資源循環

        〜海外輸出と国内循環をめぐって〜」◆

【日時】 2018年2月18日(日)13:30〜16:00

【会場】 国分寺労政会館 第4会議室(定員120名)

【主催】 ごみ・環境ビジョン21

【講師】 太田原 覚さん (且糟ケ新報社 専務取締役)

【資料代】会員・学生/500円、一般1,000円

 日本の古紙や廃プラスチックなどの再生資源は、国内循環だけでなく、

 海外へ輸出することによって需要と供給のバランスが保たれています。

 しかし、輸出先の中国が、海外からの輸入再生資源を扱う企業への

 取り締まりを強化したため、いま日本国内のリサイクルシステムが

 混乱し不透明な状況になっています。

 これは私たちの暮らしの中に定着した「リサイクル」に大きく影響する

 問題でもあり、万が一、資源の回収がストップするようなことになれば、

 たちまちごみ量の増加につながってしまうでしょう。

 しかし一方で、国内では新聞や雑誌が激減しているため、古紙が足りない、

 という話もあります。国内循環はこれからどうなっていくのでしょう。

  そこで、今回のセミナーでは古紙や廃プラスチックなどの再生資源の

 循環について、あるべき姿を考え、現状と今後の展望について学習します。

 

 講師は、この業界の専門紙「日刊資源新報」を昭和29年から発行している

 且糟ケ新報社より、大田原 覚さんをお呼びします。

 この機会に、ぜひご参加ください。

※申込み不要、直接会場へ

主催:ごみ・環境ビジョン21

連絡先:gomikan21@docomo.ne.jp

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◆2/22(木) 水Do!フォーラム2018

      海ごみから考える脱使い捨てと水のエシカル消費◆

              

海ごみ問題の深刻化を受けて、世界の各地で使い捨てプラスチックの削減の

取り組みが進められる中、ペットボトルはレジ袋とともに、トップターゲット

アイテムとされています。

本フォーラムでは、海ごみをめぐる国際情勢や国内外の取り組みを共有し、

解決の糸口として、ペットボトル飲料の利用を減らす等のエシカル消費を

進めることを中心に、国内および国際的な連携の方法を議論します。

【日時】 2018年2月22日(木)13:30-16:40

【会場】 プラザエフ(主婦会館)B2F クラルテ(JR四ツ谷駅前)

【主催】 水Do!ネットワーク

【内容】 「海からの警告〜レイチェル・カーソンの遺言」 上遠恵子氏

     「ロンドンのOne Less Bottleキャンペーン」フィオナ・シュウェリン氏

     「欧州の使い捨てプラスチック削減の取り組み」瀬口亮子

     「海ごみはどこから?」橋本淳司氏

     パネルディスカッション「脱使い捨てに向けた海と街の連携

【資料代】1,000円

詳細・申込みはこちら http://sui-do.jp/event/2754

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事務局からのお知らせ

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● 会議開催日程

◎ 運営委員会

◇ 2018 年 1 月 30 日(火) 10:00 〜 12:00

◇ 場所:市民運動全国センターです。

※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。

ご不要の方はご連絡ください。

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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844   FAX/03-3263-9463

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