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第168号(2016年2月12日発行)

  

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        容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース

           第 168号   2016 年2月 12日

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容リ法改正のための審議会では、店頭回収の活用が論点の一つと
なっていますが、店頭回収に果敢に取り組んでいるのがセブン&アイ
ホールディングスです。
 同社は、2012年4月からグループのイトーヨーカ堂、ヨークマート、
ヨークベニマルの各店舗へのペットボトル自動回収機の設置を開始し、
現在260店舗に292台設置しています。

回収したペットボトルは、プライベートブランド商品のボトルなどへ
リサイクルし、“ボトルtoボトル”のグループ内循環を構築しています。
これは、社会的責任として、自社で販売した商品から出たごみは
自社で回収処理すべきであるという同社の経営方針に基づいて
いるようです。
自社商品から出たものなのに、廃掃法を盾に、容器包装ごみの
収集を自治体に押しつけている大手メーカーの無責任な姿勢とは
大違いです。
また、環境省の実証実験の一環として、2015年12月4日から
コンビニエンスストアでは初めて、江東区のセブン-イレブン
江東枝川2丁目店にペットボトル自動回収機を設置しています。

 なお、環境省の補助事業(「省CO2型リサイクル高度化設備導入
促進事業」。導入費用の1/2を補助)では、食品スーパーの
いなげや(本社:東京都立川市)が2015年9月からペットボトル自動
回収機の導入を始め、2015年度中に60台設置します。

(事務局 小野寺 勲)

------ 目 次 --- C o n t e n t s --------------------------------

巻頭言
1、「720mlRびん使用事業者の調査」まとめ
2、容器包装リサイクル法の見直しに関する質問主意書と回答
3、愛知からの活動報告
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■ <1>720mlRびん使用事業者の調査をまとめました。

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 2015年7月、“720mlRびんが再使用されていない場合がある”こと
がわかっ たため、3R全国ネットとして、アンケート調査を開始しました。

受領した回答の範囲ではありますが、意図的に使われないのではなく、
回収 率が低いため使いたくても使えない事情や、
びんに傷が多く扱いにくい事情があることがわかりました。

2015年10月、一次調査への回答を踏まえて
リユース普及につなげられないかとの観点から追加質問を行い、
2016年1月にまとめました。

追加質問により、いまの720mlRびんには強度上の課題等があるため、
再使用が進まない現状にあることがわかりました。
また、再使用しないのであれば、
むしろ安いワンウエイびんにしたほうがよいと考える事業者が
多数であることもわかりました。

以上を取りまとめて、720mlRびんを使用する生産者にお知らせすると
共に別紙のとおり、リユース普及のための改善案を提案しました。

最終的にお送りした文書はこちらです。↓
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/720R.pdf

【1】2015年7月の質問文書
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/720ml_R_Q.pdf

【2】2015年10月の追加質問文書
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/720ml_R_Q2.pdf

【3】全回答一覧
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/720R_answer.pdf

(事務局 山本 義美)

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■ <2>容器包装リサイクル法の見直しに関する
■    質問主意書に回答がでました!  

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2016年1月22日、
容リ法見直しの国会請願署名で紹介議員になっていただいた
田島一成衆議院議員から衆議院に提出された「容器包装
リサイクル法の見直しに関する質問主意書」に回答がでました。↓
質問主意書↓
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a190080.htm

回答です。↓
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b190080.htm

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■ <3> 愛知の和喜田恵介さんから活動報告・3R政策地域研究会in愛知

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NPO法人中部リサイクル運動市民の会では現在、人づくり・環境教育
事業の一環として、JICA(国際協力機構)の課題別研修「総合的な廃棄
物管理」を受託しています。
今年度の研修は1月中旬から2月下旬までの約40日間で、インドネシア、
ベトナム、ミャンマー、マレーシア、ブータン、インド、スリランカの7ヵ国
から10名研修生が参加しています。

最初に日本の廃棄物管理に関する歴史や法体系を座学で学んだ後、
自治体の清掃工場で組成調査などのフィールドワークをしたり、産業廃棄物
の処理や資源リサイクルの現場を視察したりしています。
研修の最後には、自国に戻った後に実施する「アクションプラン」を作成する
ことになっています。

どの国も急激な人口増加と都市化によるごみ問題を抱えています。どの国
にも焼却炉はほとんどなく、未だにオープンダンピングが主流のため、彼ら
の関心はまず衛生的な埋立処分場、次に資源リサイクルに集まっています。
特に、途上国では生ごみの比率が多いため、ローテクな生ごみリサイクル
技術のニーズが高いです。
焼却はコストを賄えないので、あまり視野に入れられていません。
また、ある程度発展しているインドネシアなどでは、家庭系有害廃棄物などに
対するEPRの導入も検討されているようです。

本研修では、日本の廃棄物管理の成功面だけでなく、失敗も反面教師にして
もらえたらという想いで、焼却主義の問題や産廃不法投棄事件などについて
も学んでもらっています。
日本の試行錯誤を参考にして、それぞれの国独自の廃棄物管理を推し進めて
もらえるといいですね。

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事務局からのお知らせ 
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● 会議開催日程
◎ 運営委員会
◇ 2016 年 2 月 19 日(金) 13:30 〜 16:00
◇ 場所:市民運動全国センターです。
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC で
お送りしています。
ご不要の方はご連絡ください。

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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844   FAX/03-3263-9463

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