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「メールニュース」 バックナンバー

第153号(2014年9月30発行)

  


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        容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
              第 153 号   2014年9 月30日

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1カ月程前の8月27日、北川環境副大臣は記者会見で、まず環境省からリユースび
ん入り飲料を使うように指示したという発表をし、省内でのリユースびん飲料の
購入が始まりました。やっと始まりましたね、という感じですが、嬉しいニュー
スでした。この動きを、全ての省庁と全国の市町村に広がるよう応援の活動をし
ていきましょう。
(会見内容は以下より)
http://www.env.go.jp/annai/kaiken/h26/fs_0827.html

(事務局次長 中村秀次)

------ 目 次 --- C o n t e n t s --------------------------
巻頭言
1、審議会9/24の報告
2、パブコメ結果報告ーリデュース・リユースに関わる意見より
3、いよいよ、千葉大学マイボトルモデル事業がスタート
4、埼玉から活動報告ーー埼玉エコ・リサイクル連絡会より
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■ <1> 環境省・経産省、容リ法見直し審議会(9/24)の報告

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容リ法見直し合同会合は、7月末にこれまでの審議内容をまとめてパブコメを実
施しました。2014年9月24日に開かれた合同会合では、パブコメの結果報告と「
リデュース・リユース」のテーマで審議が再開されました。

3R全国ネットの中井からは、以下の発言をしました(発言順整理)。
<リデュースの推進>
<論点:設計段階でのリデュースについては、事業者の自主的取り組みの推進を
図りながら、環境配慮設計について、事業者により情報発信、事業者と消費者
の連携を進めるべきではないか>
●事業者による自主行動計画は、目標設定がわかりにくい。目標は市民
等も加えて意見交換をした上で設定し、国はそのプロセスと目標の達成を義務
付けてはどうか。
●現在、再商品化費用は、自治体の分別収集量に応じて特定事業者が負担して
いるが、これを「生産量(販売量)」に応じた負担に変更し、自治体の収集残が
ある場合は、その残った経費をリデュースやリユースを経済的に支援すること
に振り向けてはどうか。

<論点:レジ袋無料配布禁止や削減目標の達成義務を課す等の強制的措置により
進めるべきか、定期報告制度の運用、地域の協定に基づく事業者の自主的取り
組みの強化により進めるべきか。>
● コンビニ等には、定期報告制度の対象にならない加盟店もあると聞く。フ
ランチャイズチェーンの一体的取扱いについて明記を。
●辞退率の高い優秀な小売店を、国や市民が表彰してはどうか。各店の辞退
率を公開してほしい。リデュース推進には、80%等の高い削減率を課すか、無料
配布禁止も必要。

<リユースの推進>
<論点:繰り返し使えるびんや食器の利用促進。学校牛乳びんの環境教育の活
用のあり方について>
●リユース目標の設定を提案する。学校牛乳はもちろん、宅配や公共施設、
大学、イベント会場、スタジアム等、回収が確実に、効率よくできるクロー
ズドなしくみを対象に設定し、具体的な取り組みと連携した目標値を設定す
ることが効果があると考える。

(資料や議事録は環境省HPでご覧になれます。議事録は第14回まで掲載)
http://www.env.go.jp/council/03recycle/yoshi03-04.html

(副運営委員長 中井八千代)

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■ <2> パブコメ結果報告ーリデュース・リユースに関わる意見より

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7/31〜8/31までに、個人75件、団体・企業76件、総数902件の応募がありまし
た。リデュースについて市民団体、個人からは、主に「レジ袋の無料配布禁止
と2Rの推進」を求める意見が多く、事業者からは、「法制度の規制から、
特定事業者の自主的な取り組みを支援する制度へ」等が多数でした。
リユースは、学校給食牛乳のびん化の推進。リユースマークの制度化等が多
数でした。詳しくはこちらから↓
http://www.env.go.jp/council/03recycle/y034-14/ref05.pdf

3R全国ネットが提出したパブコメは以下よりご覧下さい。
http://www.citizens-i.org/gomi0/proposal/20140826.html

(副運営委員長 中井八千代)

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■ <3> いよいよ、千葉大学マイボトルモデル事業がスタート

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容器包装の3Rを進める全国ネットワークは、NPO法人千葉大学環境ISO学生委
員会とともに、千葉大学生活協同組合の協力を得て、来る10月9日(火)〜12月
8日(月)の2ヶ月間、マイボトルを利用した「使い捨て飲料容器削減のための実
証実験」を行います。
オープニングイベントは、2014年10月9日(木)と10日(金)の11:30〜13:30
(両日とも)、場所は千葉大学西千葉キャンパスで行います。

【モデル事業のポイント】
・主として千葉大学関係者を対象に、マイボトルを特別価格100円で800個販売し
ます。
・大学生協にドリンクディスペンサー(給茶機・自販機)を置いていただき、紅
茶、ココア、コンポタージュを一律50円(180ml/杯)にて販売します。
・マイボトル購入者に対してアンケートを3回行い、使用状況や環境への意識変
化を調査します。
詳しくは、こちらをご覧ください。
http://env.chiba-univ.net/nishichiba/140926mybottle.pdf

(事務局 山本義美)

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■ <4> 埼玉から活動報告ーー埼玉エコ・リサイクル連絡会より

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 NPO法人埼玉エコ・リサイクル連絡会の活動:埼玉県、事業者、市民の三者で
ごみ減量に取り組み、3Rや容リ法をテーマに交流集会や環境学習会を開催、意
見交換を行っています。主な活動は、
「みんなでエコな買い物運動」:容器包装削減協力小売店を登録・広報し、県
内全域に店舗数を増やしていく運動を埼玉県とともに進めています。
「ごみを知ろう委員会」:埼玉県全市町村のごみ処理費用を継続的にデータ分
析し、ごみ処理方法の違いによるコスト差に着目、資源回収方法提案のための
学習会などを企画しています。
「グリーンコンシューマー委員会」:公民館や小中学校などで、出前講座派遣
事業を行っています。
また、3R政策地域研究会in埼玉として3R全国ネットから講師を招き学習会を開
催しています。
容リ法改正に望むこと:クリーニングの包装を対象に含めるなど、出来るだけ
有効に資源回収でき、分かりやすい品目分けを考えてほしい。
容器コストは商品の消費者が負担する方が3Rに効果的ですから、リサイクルに
必要なコストは商品価格に上乗せすることの実現を望みます。
製品に再生原料を使用する目標値を定めてほしい。

(投稿団体:NPO法人埼玉エコ・リサイクル連絡会、HPは以下よりご覧ください)
http://www.townnavi.info/eco-risa/

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事務局からのお知らせ
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● 会議開催日程
◎ 運営委員会
◇ 2014 年 10 月 31 日(金) 18:30 〜 20:30
◇ 場所:市民運動全国センターです。
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。
ご不要の方はご連絡ください。


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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844   FAX/03-3263-9463
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