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「メールニュース」 バックナンバー

第95号(2010年7月23日発行)

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    容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
       第95号  2010年7月23日
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例年、梅雨明けには集中豪雨があるといわれています。
  今年も諺どおりの大雨で、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上
げ、併せて一日も早く平常生活に戻られますようお祈り申し上げます。

  「次の容器包装リサイクル法改正に向けた市民案」と「2Rを促進する
署名に参加して下さい」の呼びかけパンフが出来ました。
  先日、みなさまにお送りしましたが届きましたでしょうか。

  今度こそ、持続可能なごみの少ない社会を実現するため、全国的なうね
りを起こしていきたいと存じます。
  これまでご参加いただいている団体、個人の皆様も、改めて署名運動へ
の参加の申し込みをしていただきますよう、お願いいたします。

  運動を進めるためにそれぞれ300円と50円で販売いたします。よろ
しくご協力をお願い致します。

(羽賀育子)

------  目 次  --- C o n t e n t s -------


巻頭言

1、プラ製容器包装再商品化手法検討会 第15回合同会合 傍聴報告
2、3R関連情報 8/6 第15回東京とことん討論会開催情報
3、事務局からのお知らせ

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プラスチック製容器包装 再商品化手法検討会 
  環境省経産省合同会合第15回 傍聴報告          
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  2010年7月20日(火)9:30〜12:00まで、東京・新橋の
航空会館7階大ホールにて、プラスチック製容器包装の再商品化手法検討
会が環境省経産省合同会合(第15回)が行われました。

  今回は、容器包装以外のプラのリサイクルについて議論している懇談会
の報告、これまでの議論の整理について、プラ製容器包装の再商品化手法
についての取りまとめの3つが議題でした。

  容器包装以外のプラのリサイクルについては、リサイクルできるように
したいという意見が大勢をしめ、特にごみ収集袋は容器包装以外の製品プ
ラとは別にリサイクルに入れるのが妥当であるという意見が専門家を含め
た何人もの委員からありました。

  再商品化手法についての取りまとめでは、「環境負荷低減と資源の有効
利用の観点から見て、材料リサイクルはケミカルリサイクルより特段優れ
ているとは言えないが遜色ない効果はあげている」とした事務局案には、
事業者だけでなく専門家からも違和感があるという意見もでました。
また、材料リサイクル優先枠の廃止を求める発言も数名からあがりました。

  今回資料として出されたさまざまな数字の合理性や妥当性、根拠等に多
くの委員がそれぞれの立場から異議や懸念、また内容について十分議論す
ることや再度の調査を求める意見があがりました。

  しかし、これらの数字だけから合理性や効果だけを重視して結論を導く
ことの危険性を指摘し消費者の役割は大きいとする意見も上がりました。
そして専門家からは、容リ法の「その他プラ」には燃料より材料にした方
が価値があるものもある、という発言もありました。

  最終的には、材料リサイクルの入札制度の優先枠はH23年度も維持す
る方向が事務局から示され確認されました。

<傍聴雑感>
  来年度の入札制度をにらんで、今年の材料リサイクル50%の優先枠を
何とか変えようと、それぞれの業界の思惑がぶつかり合う委員会でした。

  そもそもの容リ法の目的は、容器包装廃棄物の減量と再生資源として十
分利用することです。そのために3Rを基本にして省エネ、CO2の削減、
資源の節約をはかることにも配慮することが求められています。
  連日続く猛暑。私は確実に気候が変化していることを実感しています。
未来の人たちに今より少しでもましな環境を残したいです!

次回開催は、8月2日(月)午後の予定とのことです。

(植田靖子)


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■3R関連情報
  第15回 東京とことん討論会 2010年8月6日(金)開催
  今年の会場は江東区です! みなさまご参加下さい!
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  15年目を迎える「東京とことん討論会」の今年の会場は江東区。
  このところずっと廃プラスチックの分別区分変更が大きなテーマでした
が、今年の全体テーマはごみを減らす2R(リデュース=発生抑制、リユ
ース=再使用)です。

  第1分科会では若い世代の取組み、第2分科会では23区の清掃事業の
現状と課題、第3分科会では新しいごみ処理のあり方です。とことん討論
しましょう。ぜひ、ご参加ください!

日 時 8月6日(金)9:15開場 9:45〜 開会
会 場 江東区文化センター
     地図・交通案内→ http://www.kcf.or.jp/koto/map.html
参加費 一般 1500円
     学生 1000円
主催 東京23区とことん討論会実行委員会
後援 東京都・特別区長会・江東区
問い合わせ TEL・FAX 03−3970−0903
       Eメール:tokoton23@jcom.home.ne.jp

9:45 開 会
10:00 挨拶 江東区長 山崎 孝明さん
10:30基調講演
     「循環型社会と3R〜リサイクルからリデュース・リユースへ〜」
     (独)国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター
      センター長 森口 祐一さん
12:00 昼食
13:00 分科会開始
第1分科会
●学ぼう!「ごみゼロをめざす若き挑戦者たち」から
  XChangeプロジェクト 羽田野 晃弘 さん
  ナマケモノ倶楽部共同代表  藤岡亜美さん
  TOKYO油田2017プロジェクト 
  (株)ユ−ズECOディネ−タ− 常石(かずな)佳沙さん
  司会/ 国際青年環境NGO A SEED JAPAN 高野 誠さん

第2分科会
●23区の清掃事業の現状と課題を知ろう!
  江東区環境清掃部清掃リサイクル課長 鈴木 亨さん
  東京二十三区清掃一部事務組合総務部参事 柳井 薫さん
  練馬区議会議員 池尻成二さん
  司会/東京とことん討論会実行委員 中村正子さん

第3分科会
●近未来の資源循環
  神奈川県葉山町環境課係長 雨宮健治さん
  千葉大学法経学部教授 倉阪秀史さん
  戸田市市民生活部環境クリ−ン室クリ−ン推進担当副主幹 吉田義枝さん
  コーディネーター/(独)国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究セン
            ターセンター長 森口祐一さん 

17:00 分科会終了
17:00 全体会
18:00 終了 終了後 交流会(無料)

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事務局からのお知らせ
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会議開催日程

1、運営委員会 7月28日(水)18:30〜20:30
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2−7−3−2F)

2、事務局会議 8月26日(木) 14:00〜16:00
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2−7−3−2F)

3、運営委員会 9月1日(木)18:30〜20:30
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2−7−3−2F)


※ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまにBCCでお送りして
います。ご不要の方はご連絡ください。

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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail:reuse@citizens-i.org
URL:http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-7-3-2F 市民立法機構気付
TEL/03-3234-3844  FAX/03-3263-9463
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